RADIAL ( ラディアル )が、2つのステレオ入力に接続したオーディオソースの切り替えを瞬時に行うことができるステレオ・バッキングトラック・スイッチャー「Backtrack」を発売します。
ライブで再生中のバッキングトラックに異常が起きた場合、もう一方の入力に接続しているバックアップユニットにシームレスに切り替えることができます。切り替えは、本体にあるスイッチもしくはオプションのフットスイッチJR-2を使用します。
Backtrackとプレイバックデバイスの接続は、1/4インチTRSフォーンもしくは3.5mmステレオミニ端子で行います。PAシステムに接続するバランスXLR出力は、トランスでアイソレートすることによりグランドループを起因とするハムおよびバズノイズを除去します。パワードモニタースピーカーなどを接続するためのモニター出力も用意されています。
またソース切り替え可能なヘッドフォン出力は、PAシステムへ送られる信号には影響しませんので、キューイングなどに活用できます。
接続例
バッキングトラックをリモート切り替え
オプションのフットスイッチJR-2を使い、プレイバックソースの切り替え、ミュートを行います。 ステージモニターとハウスPAシステムのどちらからも出力されます。
トラックのキューイングのためにヘッドフォン出力を使用する
ヘッドフォン出力はPAへの出力に関係なく、いずれかの入力の音を聴くことができます。
アンプモデリングシステムの切り替え
2基のステレオ・アンプモデリング・デバイスの出力(バランスもしくはアンバランス)をBacktrackに接続します。XLR出力からPAシステムへは、バランス信号で送られます。一方のアンプモデリングが不調な場合でも、JR2で即座に予備のデバイスに切り替えを行います。
特長
- 2つのステレオ入力に接続したオーディオソースの切り替え
- 1/4インチTRSフォーンもしくは3.5mmステレオミニの入力端子
- キューイングなどに活躍するソース切り替え可能なヘッドフォン出力
- トランスでアイソレートすることによりグランドループを起因とするハムおよびバズノイズを除去
仕様
- 回路タイプ: Passive Audio Circuit with Active Headphone Amplifier
- チャンネル数: 2
- 周波数特性: 20Hz – 20kHz (-0.5dB/+0.5dB)
- ダイナミックレンジ: >+130dBu
- 全高調波歪: 0.007% @ 0dBu, 1kHz
- 相互変調歪: 0.02% @ 0dBu, 1kHz
- CMRR: 34dBu @ 60Hz, 42dBu @ 3kHz
- Noise: -105dBu
- 最小入力: >+25dBu
- Ground lift, Headphone
- 入力端子: 1/4″ TRS, 3.5mm, RCA
- 出力端子: XLR, 1/4″ TRS
- Extras: Headphone output
- シャーシ: 14-gauge steel chassis
- サイズ (L x W x D): 4.6″ x 5.9″ x 1.9″ (11.7 x 15 x 4.8cm)
- 重量: 2.2 lb (1kg)
- 電源: 15VDC 100mA
発売日
2018年7月15日
販売価格
¥69,080(税込)
JANコード:0676101044627