sE Electronics ( エスイーエレクトロニクス )とRupert Neve Designs ( ルパートニーヴデザイン )のコラボレーションによるフラッグシップチューブマイク「RNT」が発売されます。
The NAMM Show 2018会場にて
RNTは、伝説的なオーディオデザイナー、ルパート・ニーヴが設立したRupert Neve DesignsとsE Electronicsとのコラボレーションしたマイクの第三弾です。
Rupert Neve氏 と Siwei Zou氏 :Rupert Neve Designsオフィスにて
「RNR1」アクティブリボンマイクや「RN17」 スモールダイアフラムコンデンサーマイク同様、RNTはRupert Neve氏、Siwei Zou氏、Rupert Neve Designs社とエンジニアリングチームの数々の試聴と測定を経て開発された、特別なマイクロフォンです。
この新しいフラッグシップチューブマイクロフォンは、かつてないほど従来のスタジオマイクロフォンよりもゲインと深みと明瞭さをもたらします。
RNTは、完全にディスクリートでClass-A回路を採用。マイクシャーシ内に手作業で選択された低ノイズのECC82チューブがあり、特注のRupert Neve Designs出力トランスを実装しています。
ロアボックス内には、極性パターン、フィルタ、ゲイン切り替えを制御し、特注のRupert Neve Designs出力トランスと接続されています。
これはルパート・ネイヴ・デザインのフラッグシップ5088レコーディング・コンソールで使用されている同じカスタム・オペアンプを中心に構築されており、比類のない透明性とヘッドルームを誇ります。
カスタム製作されたラージダイアフラムのコンデンサーカプセルは、長年の厳しい試験と聴取から生まれたsE Electronics社が今までに作った最も優れたカプセルであり、同社の工場でハンドメイドで組み立てられています。
Class-A回路とゲインは、高い音圧レベル(SPL)の処理能力と非常に低ノイズのコンポーネントを備えた巨大なダイナミックレンジを持ち、ランブルノイズをカットする切替え可能なローカットフィルタは 近接効果によって生じる低帯域を補正します。
これにより、RNTはエレキギターのキャビネット、管楽器やドラムを含む多くの楽器に対応します。
9ポジションのポーラ・パターン・スイッチにより、無指向性、カーディオイド、フィギュア8つのピックアップ・パターン(それぞれの間に複数のポジションを加えたもの)が設定可能。
スペック
- カプセル:ハンドクラフト 1インチトゥルーコンデンサダイアフラム
- チューブ:12AU7/ECC82×1
- ポーラーパターン:9 (omni, cardioid, figure-8, 3 steps between each)
- 周波数特性:20 Hz - 20,000 Hz
- 感度:16 mV/Pa (-36 dB)
- ゲイン:-12 / 0 / +12 dB, switchable
- 最大SPL:151 dB
- 等価騒音レベル:18 dB(A)
- ダイナミックレンジ:133 dB
- SN比:76 dB
- ローカットフィルター:40 / 80 Hz, 12 dB/oct切替可能
- インピーダンス:30 Ohms
- 推奨ロードインピーダンス:>2k Ohms
- 接続:3-ピンオス XLR コネクター (フロアボックス)
- マイクサイズ:直径:62 mm (2.44 in.)長さ:240 mm (9.45 in.)
- マイク重量:989 g (34.90 oz.)
- フロアボックスサイズ:356 x 135 x 100 mm (14.02 x 5.31 x 3.94 in.)
- フロアボックス重量:3,905 g (137.79 oz.)
セット収録物
- RNT 本体
- カスタムショックマウント
- RNT Floor Box (パワーサプライ)
- 8-ピンケーブル (マイクをフロアーボックスに接続)
- IEC パワーケーブル
- 木製マイクケーズ
- フライトケース
- sE ロゴステッカー
- マニュアルと保証書
発売日
2018年3月 受注生産開始
販売価格
(税込) ¥462,000 (税抜 ¥420,000)
JANコード:4530027259236