2011年の発売後多くのご好評の声を頂きつつ、惜しまれながらも販売終了となったリニアPCMレコーダーDR-07MKIIが、日本語メニュー表示に対応して復活します。
A-B/X-Y両方式に対応、ねらった録音を実現する、高音質単一指向性ステレオコンデンサーマイク
ステレオ録音におけるマイキングにはA-B方式やX-Y方式があります。プロフェッショナルエンジニアは録音したい音源や求めるサウンドにあわせて最適な方式を選択して録音を行います。
『DR-07MKIIJ』は可動型の単一指向性マイクを搭載し、A-B方式およびX-Y方式の録音に対応。高度なマイキングにより、広がりのあるステレオ録音や、左右のマイクの位相差を抑えた中抜けしにくい録音が可能で、プロフェッショナルクオリティの録音を実現します。
音圧125dB SPLの大音量を確実に捉える耐高音圧設計で大音量のバンド録音にも安心
リハーサルスタジオでの録音、ロックコンサートの録音、飛行機、電車など大音量音源でも歪まずに録音可能な設計となっています。125dB SPLは一般的な映画館の最大音圧105dB SPLの10倍に相当する大音量です。
ピークを検出して自動的に最適なレベルを設定するピーク検出(ピークリダクション)機能
どれだけ入念にレベル設定を行っても、本番の音量が予想を超えて大きくなることは誰でも経験があるものです。ピークリダクション機能は、ピークに達する音量が入力された際に自動的にレベルを下げて録音を続けます。これまで手動でメーターを見ながら行っていた作業を自動的に行います。
ライブリハーサル時の音量設定も、大きめに設定しピークリダクションを使用すれば自動的に音源にあわせたレベルに設定されるため、誰でもかんたんに最適なレベル設定の録音が可能です。
『DR-07MKIIJ』ではピークリダクションの他、全部で3種類の入力レベル制御機能を搭載しています。
ピーク検出(ピークリダクション):レベルオーバーを検出時、自動的に入力レベルを下げて録音を続けます。適切なレベル設定とダイナミックレンジの広い録音が求められる音楽録音に最適です。
自動レベル調整(オートレベル):入力音量にあわせて入力レベルを自動的に上下させます。マイクからの距離や声の大きさなどで音量差が生じてしまう会議録音などに最適です。
リミッター:過大入力を歪まないように抑えます。
音声の入力レベルを感知して自動で録音を開始する自動録音(オートレック)機能
自動で録音や停止を行うモードと、録音を続けながらマークを付けるモードを、目的に合わせて選択可能です。動作する基準レベルも設定可能です(-48/-24/-12/-6dB)。
録音モード(RECモード):自動で録音や停止を行います。録音中に基準レベルを5秒以上にわたって下回ると録音待機状態になります。その後入力音が基準レベルを上回ると新しいファイルに録音を再開します。講演会の休憩時間など、不要な部分の録音をしないようにすることができます。
マークモード(MARKモード):録音中に基準レベルを5秒以上にわたって下回った後、入力音が基準レベルを上回るとマークを付けます。ライブレコーディングなどで、録音後に曲の位置を探したいときに便利です。マークはBWF対応ソフトウェアで活用可能です。
※自動録音オン時、オーバーダビングおよびセルフタイマー録音はできません。
自身の演奏録音に便利なセルフタイマーレコーディング機能
楽曲のスケッチ録音や動画用のアナウンス録音時など、自身の演奏やナレーションなどを自分で録音する際に、カメラのセルフタイマーと同様、5秒もしくは10秒後に録音を開始することができます。
※セルフタイマー録音時は、メーター左上にセルフタイマーマークが表示されます。
シームレスなゲインコントロール
従来機種では3段階のゲイン切替がありましたが、切替無しで同じ幅の入力をコントロールできるようになりました。 切替が必要ないのでスピーディーかつ簡単でありながら、従来機種と同等の調整幅を持ったレベル設定が可能です。
主な機能
レコーダー機能
- 44.1k/48k/96k Hz、16/24ビットのリニアPCM録音(WAV/BWFフォーマット)が可能
- 44.1k/48k Hz、32kbps~320kbpsのMP3フォーマットでの録音が可能
- 記録メディアにmicroSD/microSDHCカードを採用、最大32GBのmicroSDHCカードが使用可能
録音ハードウェア
- B/X-Y両方式に対応、ねらった録音を実現する、高音質単一指向性ステレオコンデンサーマイク
- 音圧125dB SPLの大音量を確実に捉える耐高音圧設計
- 外部ステレオマイク(プラグインパワー対応)を使用可能なステレオミニホンMIC/EXT IN端子
- シームレスなゲインコントロール
録音機能
- 自動的に最適なレベルを設定するレベル調節機能(ピークリダクション、リミッター)
- 不要な低音をカットする4段階のローカットフィルター(40/80/120Hz)
- 録音開始操作2秒前からの音を録音できるプリレック機能
- あらかじめ設定した最大ファイルサイズに達すると、新たなファイルを作成して継続録音が可能
- 録音中に、任意の位置でファイルを更新できるトラックインクリメント
- 音声の入力レベルを感知して自動で録音を開始するオートレック機能
- 自身の演奏録音に便利なセルフタイマーレコーディング機能
再生・編集機能
- 1曲で最大99ポイント設定できるマーク機能(BWF対応ソフトウェアでマーク情報を活用可能)
- パソコン上で作成した音声ファイルの再生が可能(本機再生対応フォーマットのみ)
- ばらついた音量を均一に揃え、聞きやすくするレベルアライン機能
- 再生音質を調整できるイコライザーを搭載
- 音楽練習、語学学習に便利な曲中ループ再生機能
- 録音後のファイル整理に活躍するディバイド/デリート機能
その他の機能
- かんたん操作を実現するクイックメニュー
- ファイル名の形式をユーザーワードまたは日付のどちらかに設定可能
- 録音時のファイル名を最初の6文字まで自由に設定可能
- 必要なファイルを仕訳できるプレイリスト機能
- 楽器練習に便利なクロマチックチューナー搭載
その他ハードウェア
- 出力0.3Wのモノラルスピーカー内蔵
- ステレオミニホンライン出力/ヘッドホン出力端子
- 128x64ドットのバックライト付グラフィックLCD
- USB 2.0によりファイルをパソコンへ高速転送可能
- 単3形電池2本またはUSBバスパワー、別売のACアダプター(PS-P515U)で駆動
- カメラ用三脚に取り付け可能なカメラネジ装備
- Mini USBケーブル付属
- ストラップ取り付け口装備
DR-07MKIIJ
発売日
2015年9月下旬
販売価格
(税込) ¥16,500 (税抜 ¥15,000)
JANコード:4907034125548