※写真はイメージです。iPhoneは付属ではありません。
モバイル機器で使える音楽アプリと周辺機器の開発で知られるIK Multimedia(アイケーマルチメディア)社は米国アナハイムにて開催中のThe NAMM Show 2014にてiPhone、iPad、iPod touch、Mac対応のデジタル・ハンドヘルド・マイク「iRig Mic HD」を発表いたしました。
「iRig Mic HD」はiPhone、iPad、iPod touch、Mac対応、Lightning、USBケーブル付きの高品位なハンドヘルド・マイクロフォンです。
高品位なサウンド。
iRig Mic HDには、高品位なエレクトレット・コンデンサー・カプセル、ローノイズ、高解像度なプリアンプと、ハイファイ・オーディオ機器クラスの24-bit、44.1/48kHz対応のADコンバータが搭載され、外出先はもちろん、スタジオでの使用にも耐えるクオリティを実現しています。入力レベルを示すマルチ・カラーLEDを見ながら入力ゲインを調整することもでき、ささやくように静かなボーカル、アコースティック楽器から大音量のギター・アンプまで、幅広い用途でお使いいただけます。
使いやすいハンドヘルド仕様。
iRig Mic HDは、堅牢な金属製のボディでありながら、手持ちで使えるハンドヘルド仕様なので、歌や楽器の録音だけでなく、インタビュー、取材、プレゼンテーションなど、外出先でも低ノイズの高品位なサウンドでの収音が可能になります。もちろん付属のクリップを用いて標準的なマイク・スタンドに設置することもできます。
※写真はイメージです。
ユニバーサル対応。
iRig MIC HDには、iPhone、iPad、iPod touch用のLightningケーブル、Mac用のUSBケーブルが同梱されており、モバイルからラップトップまで、幅広いApple製品にてお使いいただけます。旧型のiOS機器をお使いの方には、別売の30ピン・ケーブルがご利用いただけます。また、別途サードパーティ製「ASIO4ALLドライバー」をインストールすることでWindowsでもお使いいただけます。
※ iRig MIC HDはアウト端子がないためWindowsでのご利用の場合はモニターしながらの録音はできません。Macでは2つのデバイスを読むアプリケーション(AmpliTubeなど)では出力をMac標準搭載のインターフェースなどに設定することでモニター可能です。(2014/8/22 現在)
※写真はイメージです。
豊富な純正アプリを用意。
IK Multimediaでは、豊富な無償アプリを用意しているので、iRig MIC HDを購入したその日から歌唱、レコーディングをお楽しみいただけます。iPhone、iPad、iPod touchで使うなら、ボーカル・エフェクト・アプリのVocaLive FREE*、ボイス・レコーダー・アプリiRig Recorder FREE*をダウンロードしてください。VocaLiveおよびギター・アンプ・エフェクト・アプリのAmpliTube FREE*にはマルチトラック・レコーディング機能を追加するアプリ内課金アドオンも用意されています。Macでお使いなら、無料のT-RackS CS、AmpliTube CSをインストールした後、好みのEQ、コンプレッサー、エフェクトを追加していくことができます。純正アプリ以外でも、iRig MIC HDはCore Audioデジタル入力に対応したアプリケーションにてご利用いただけます。
App Storeにてダウンロード
「iRig Mic HD」の主な特徴
- iPhone、iPad、iPod touch、Macに対応した初のデジタル・マイクロフォン
- 2、3倍の価格帯のマイクにも引けを取らないクォリティ
- 高品位な24-bit A/Dコンバータ
- 44.1 kHzから48 kHzのサンプリング・レートに対応
- ハンドヘルドおよびマイク・スタンドでの使用に対応
- 各種アプリ、ソフトウェアおよびマイク・クリップ付属
- LightingコネクタおよびUSB接続ケーブル付属(30-pinコネクタは別売オプション)
付属品
- iRig Mic HD
- Lightning ケーブル
- USB ケーブル
- 専用ケース
- iRig Mic HD用マイク・クリップ
- 5/8”to 3/8”アダプター
「iRig Mic HD」をiPhoneアプリ「nana」で検証
24-bitADコンバータと高品位なプリアンプが搭載されたコンデンサー・マイク「iRig Mic HD」。
Lightning接続ということもあり音質にも期待できますが、その実機が手元にやってきましたので、簡単にレビューしてみようと思います。
まず、付属品はこちらです。
iRig Voiceでは付属していなかったマイク・ケースやマイクスタンドに設置するためのホルダーなどが付いてますね。
ではセッティングしようと思います。
付属しているLightning ケーブルを使って、Lightning端子側をiPhoneに、マイクロUSB側をiRigMicHD本体に挿します。
次に、ケーブルを外れにくくするためのキャップをします。
こんな感じですね。
それでは早速、iPhoneアプリ「nana」で「iRig Mic HD」を使ってみました。
面倒な設定はなく挿すだけで認識します。(マイクへのアクセスを許可するアラートが出る場合はOKを押します。)
認識すると本体のインジケーターが青く点灯し、接続できていることを知らせてくれます。
もし、認識しない場合はいったんアプリを終了し、「iRig Mic HD」を挿し直すことで認識する場合がありますのでお試しください。
ボリュームは「iRig Mic HD」本体でも操作できます。これが非常に便利ですね。
下位モデルであるiRig MicやiRig Voiceは段階的にしかレベル調整ができなかったので、アプリによっては不便だった方もいらっしゃるかと思います。
歌ってみると、インジケーターの色が変わります。
色は入力の音量によって、ブルー → グリーン → オレンジ → レッド に変化していきます。
音量設定はアプリ側のインプット・ボリューム(入力音量設定)を少し下げて、マイク本体の音量を最適に調整すると綺麗に録音できました。
おすすめはマイクのインジケーターが一番大きい声量のところで一瞬赤に点灯するくらいが良いかと思います。
通常のデジタル録音ではNGのピークなですが、アプリによっては歪まなかったりするのでこちらの方が良かったりする場合もあります。いろいろ試してみるのがベストですね。
今回は主にiPhoneアプリ「nana」を使い、iRig VoiceやiPhone内蔵マイクなど比較しながら試してみましたが、実際に使ってみての感想としては
この「iRig Mic HD」…良いですよ。
iRig Voiceよりも内蔵マイクよりも断然違います。違い過ぎます。
iRig Voiceや内蔵マイクよりも収音性が高く、言葉の輪郭が増し、こもった感じが解消されています。また内蔵マイクは外の音の影響を受けてしまいますが、それが圧倒的に少なくなります。
それと、よく歌(マイク)の音量が小さいと悩んでいる方もいらっしゃいますが、それを心配する必要ないくらい音量が上がりますね。(というより検証では大きすぎて結果的に本体のボリュームは9時ごろになりました。)
これなら、歌ってみたなどでマイクの音質を上げたい方にピッタリだと思います。
ぜひ、一度お店でチェックしてみてください。
※ 「nana」でマイクを使う方は伴奏にセッションする方が多いかと思いますが、伴奏を聞きながらモニターしている音と実際に録音された音は違いますので、一度録音してから聞き比べるとわかりやすいかと思います。
発売日
2014年8月20日(水)
販売価格
(税込) ¥18,150 (税抜 ¥16,500)JANコード:8025813513037