Pioneer DJがアクティブのPAスピーカーを発売するとのことで恵比寿GARDEN ROOMまでやってきました!
PIONEER PROFESSIONAL AUDIOの新製品を含む3シリーズが勢ぞろいした会場でスピーカー試聴会スタート。
まずは2013年7月に発表されたフラッグシップモデルの紹介。
Gary Stewart Audio(GSA)のスピーカーを基に共同開発で製作されたGS-WAVEシリーズです。
GSAの創設者Gary Stewartは数々のクラブのサウンドクリエイトを果たした知る人ぞ知るエンジニア。
ちなみにGSAのスピーカーはこちら。(NEW YORK のクラブLOVE)
GS-WAVEの導入事例の紹介。アントワープのCafé Danver,、LAのSound Hollywood、イビザのSankey IBIZAなど世界のクラブで導入されています。
個人的にはベルリンに2016年2月下旬オープンのクラブMAGDAIlenaが気になりました。8×GS-WAVE Stacks!ぜひ行ってみたいです。
続いてXY Serise。こちらはGS-WAVEより可搬性に優れコンパクトなので、クラブ以外にもカフェ、スタジアムの天吊り、ダンススタジオで使用されているようです。
驚いたのはカラオケでおなじみ、ビックエコーさんの導入事例。その名も「SING EDM ルーム」!
派手な室内でカラオケ以外にもアーティストのMVやVJ映像などEDMが楽しめるそうです。
そして新製品のXPRSシリーズ
キャビネットの特徴
XPRS 12 / XPRES 15はキャビネット内部に発生する定在波を除去する「AFASTテクノロジー」を搭載。
これにより低音部分がクリアに聴こえるようになります。
XPRES215Sはバンドパス・キャビネットを採用。
アンプはPowersoft社のクラスDアンプを搭載しています。
入力部分
XPRS 12 / XPRES 15は3系統、XPRES215Sは2系統のインプットを搭載しています。
細かいサウンド調整が不要なセットアップ機能。PAの技術を持たずとも使用するシチュエーションに応じてサウンド調整が可能です。
ポール設置の際に角度を調整可能。角度調整は他ブランドでも多く可能となっていますが15°が一般的です。
パイオニアは7°を採用。音を遠くまで飛ばすにはベストな角度と結論に至ったそうです。
7°にした角度
ハンドルにもこだわっています。他社製品と何度も持ちやすさを比較した自慢のグリップとのこと。
実際握ってみましたが、確かに海外ブランドのグリップと比べると細く感じます。
比較的手の小さい日本人にとってはありがたいかもしれませんね。
最後に価格と発売時期
XPRS試聴タイム
フラッグシップのGS-WAVE/XYシリーズと比べると、いわゆるクラブサウンド特有のローエンドに特徴を持たせたという印象ではなく、非常に抜けの良くDJ使用以外にもバンド演奏でもおすすめできます。
立ち位置を変えて試聴すると、どの位置にいてもサウンドの変化は無く均等に聴こえて心地よい印象です。
音にこだわりたいがPAがいない、手間をかけたくない、設置場所をできるだけ省スペースでおさめたいと考えているミュージックバーやレストランにはおすすめできる機材です。
XPRS 15×2 XPRS 215S×2セットで75万円くらいになりますが、海外メーカーの高級PA機材は同スペックで100万円は軽く超えますので割安かと思います。
以上、試聴会レポートでした。
XPRSの製品詳細はこちらをご覧ください高出力と高音質のアクティブスピーカー Pioneer DJ XPRS シリーズ
本製品に関するお問い合わせはお近くの島村楽器までお気軽にどうぞ