Behringer(ベリンガー)が、1979〜80年代にリリースされ、数々のヒット曲でも使用されたドラムマシンLM-1 / LinnDrum / Linn9000のサウンドを再現した「LM DRUM」を発売します。その他80年代の代表的なドラムサウンドまで収録!

- 伝説のドラムマシンLinn Drumシリーズなど109種類の8/12ビットサンプリングドラムサウンド収録したハイブリッドドラムマシン
- 64ステップシーケンサー、サンプル録音も可能
- デュアルモードフィルターを搭載、マルチアナログアウトも装備
LinnDrumとは?
LinnDrumとは、1980年代に登場した、エンジニア/発明家/ミュージシャンであるロジャー・リン(Roger Linn)が開発した伝説的なドラムマシン、Linn LM-1の後継2号機「LinnDrum(※)」のこと、もしくは、三号機「Linn 9000」まで含めたシリーズの総称として呼ばれることがあります。LM-1は世界初のサンプリングドラムマシンとして知られ、80年代の音楽シーンに大きな影響を与えました. LM1は、生ドラムの音をサンプリングして再生するというアイデアを初めて製品として実現したことで有名です。LM1は世界で500台ほどしか生産されず、当時としては非常に高価(約5000ドル)で、一部の有名ミュージシャンにしか使用されませんでした。Linn Drumを使用した有名曲は記事巻末を参照。
※LinnDrumをLM-2と表記する媒体もありますが、当時のマニュアルにはLinn Drumと記載されています。Roger Linn氏もインタビューでは2号機を「LinnDrum」と読んでいるようです。
LM-1

LinnDrum

Linn 9000

ベリンガーのLM DRUMはLinnDrumのデザインを踏襲しているようです。
特徴
- クラシックなサウンドを再現する8/12ビットサンプリングエンジン
- LM1、LinnDrum、LM9000やその他80年代の代表的なドラムサウンドを含む109種類のドラムサンプルを内蔵
- サンプル録音が可能なライン入力を搭載
- 3320 VCFおよび2164 VCAを使用し、ウォームなサウンドを再現
- 8/12ビットを実現する16個のDAC
- それぞれ独立したボリュームコントロールとPANコントロールを備えた16種類のボイスアーキテクチャ
- 様々なリアルタイムコントロールを備えた強力な64ステップシーケンサ
- Wave Designerとデュアルモードアナログフィルターを備えたFXバス
- 16のアフタータッチ/ベロシティ搭載センシティブドラムパッド
- 同期および外部デバイスへの接続のための包括的なMIDI In / Out / ThruおよびUSB実装
- 同期オプションには、USB、MIDI、クロック、および内部が同期が含まれ、最大限の汎用性を実現
- ボイスごとに備わったマルチアナログアウト
- 視認性の高い128 x 64 LCDディスプレイ


主な仕様
サンプリングリズムマシンの仕様
- サウンド数:16
- ヘッドフォン端子:1×1/4インチ TRS、ステレオ
- MAINアウト:2×1/4インチ TS
- MIDI入力:1、MIDI出力:1、MIDIスルー:1(5ピンDIN)
- USBクラス:USB 2.0、タイプB
- サポートOS:Windows 7以降、Mac OS X 10.6.8以降
- 電源アダプター:12 V DC、1000 mA
- サイズ:(H x W x D)73 x 264 x 479 mm
- 重さ:3.12 kg
- 製品の仕様やデザイン、動作環境などは予告なく変更することがあります。
サウンドデモ
発売日
2025年5月23日(金)
販売価格
品名 | 販売価格 | リンク |
---|---|---|
LM DRUM JANコード:4033653041256 | ¥81,400(税込) | オンラインストア |

- 価格は予告なく変更となる場合がございます。実際の販売価格はオンラインストアの表示価格および最寄りの店舗でご確認ください。
ワム!のラストクリスマスはLM-1、LinnDrumやLinn9000と諸説ありますが、どうやら9000が有力のようです。
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