Melbourne Instrumentsが、モーター駆動式のノブを搭載した6 ボイス バイ・ティンバー・ポリフォニック・シンセサイザー「DELIA」を発売します。
DELIAは、2023 年にリリースされたモーター駆動式の12 ボイス・アナログ・ポリシンセ「NINA」の機能を継承し、49鍵のベロシティ & アフタータッチ・センシティブ・キーボードを搭載するとともに、さらに新機能が付加された6ボイスのバイ・ティンバー・ポリフォニック・シンセサイザーです。

アナログ・モデリング、ウェーブテーブル、ノイズ/XOR/AUX などで構成された4基のオシレーターを搭載。アナログ・ラダータイプのLowPassフィルターと、デジタルHighPassフィルターによるハイブリッドなオーディオ信号のルーティングを持ち、6ボイスながら12ノート・モードでの演奏も可能。20 個のノブはNINA と同様にモーター駆動式で、保存した音色のリコールはもとより、2つのサウンド間のモーフィングでは自動回転します。
20種類のソースと40種類のデスティネーションを持つモジュレーション・マトリクスも搭載。16ステップのポリフォニック・シーケンサー、オーバーダビング可能なフレーズ・ルーパー、2 系統のデジタル・エフェクト、3ステージのオーバードライブ等との併用により無限の音作りが可能です。本体には外部の機材やPCとの接続が可能な5ピンDIN、USB-A&C端子が搭載されています。
この製品の注目するポイント
- モーター駆動式のノブを搭載した6 ボイス バイ・ティンバー・ポリフォニック・シンセサイザー
- 2 つのサウンド間をモーフィングする「MORPH 機能」ノブも自動追従
- 49 鍵のベロシティ & アフタータッチ・センシティブ・キーボード搭載
- 多彩なフィルターモード
- 無限の可能性を秘めたモジュレーションモード

特徴
アナログとデジタルの強力なコンビネーション
トゥルー・アナログ・フィルターとバーチャル・アナログ・モデリング、オーバードライブ可能なアナログ・ラダー・フィルターを搭載。バーチャル・アナログ・オシレーター、ウェーブテーブル、ハイパス・フィルター等をデジタル制御します。独自の12ノート・モードによって、6つのフィルターに12個のオシレーター・バンクを使用でき、ボイス数の制限を解消し、DELIA のバイティンバー機能を発揮します。
ディスクリート・マルチモード・フィルター
サウンド・エンジンの心臓部であるアナログ・ローパス・フィルターは、ファットでマイルドなサウンドから、過激なサウンドまでを生み出します。ハイパス・モデルのラダー・フィルターも搭載し、バンドパスとノッチ操作にリンク可能。12dBと24dBのスロープと、ハイパス/ローパスの個別のレゾナンス・コントロールにより、サウンドを形作る際の自由度が広がります。

アナログ・ローパス + デジタル・ハイパス・フィルター
3つの設定を備えたマルチモード・フィルターを搭載。ハイパス / ローパスのカットオフは、2 つのノブで個別にコントロールでき、ハイパス、ローパス、バンドパスとして機能します。アナログ・フィルターはディスクリート・トランジスタ・ラダー・フィルターを採用、24dB / 12dB のスロープを選択できます。フィルターの前段にはアナログ可変オーバードライブ回路が備えられており、サウンドを歪ませてアグレッシブな質感を加えることができます。

ハイパス・フィルターは、Ebers-Moll のトランジスタ・モデル、24dBラダー・フィルターをモデリングしたデジタル・フィルターを採用。
モーター駆動式コントローラーによる革新的なモジュレーション
パッチのリコールとモーフィングが可能なモーター駆動式コントローラーを搭載。パネル下の20個のボタンのいずれかを押してモジュレーション・ソースを選択すると、すべてのノブの位置が自動的に切り替わり、現在割り当てられているモジュレーションのアマウントがノブの位置に反映します。また2つのサウンド間をモーフィングすることができる「MORPH機能」を使用すれば、まったく新しいサウンドを即座に生み出すことが可能になります。

主な仕様
ボイス・アーキテクチャ
- トゥルー・アナログ・フィルターとステレオ VCA
- 各ボイスに4基のオシレーター
- モデリングされたバーチャル・アナログ VCO、ウェーブテーブル、ノイズ / XOR / Aux
- 12 ノート・モードを備えた 6 アナログ・ボイス回路
- 無制限のモジュレーション・マトリクス:20 ソース x 40 デスティネーション
- 波形の選択可能な 3 基の LFO:サイン波、三角波、矩形波、上昇ノコギリ波、下降ノコギリ波、ランダム
- 3 基のエンベロープ:VCA、VCF、AUX
コントロール・パネル
- プリセット・リコール:選択したプリセットのノブの設定位置を瞬時に呼び出し可能
- ノブ、ボタンを使用して各パラメータを直感的に調節可能
- 素早いエディットが可能なモジュレーション・マトリクス設定
- レイヤー・リコール:選択したレイヤーのノブの設定位置を瞬時に呼び出し可能
- マルチ LFO、エンベロープ、フィルター設定など素早い切り替えが可能
- エフェクト・レベルと割り当て可能なマクロ・パラメータ
- 「INIT」でプリセットを瞬時に初期化
マルチモード・フィルター
- アナログ・ローパス・ラダー・フィルター
- 3 ステージ・アナログ・オーバードライブ
- バーチャル・アナログ・ハイパス・ラダー・フィルター
- ハイパスとローパスのレゾナンスを個別にコントロール
- LINK モードによりバンドパス / ノッチ・フィルターとして使用可能
- ローパス・フィルターのスロープは 12dB および 24dB から選択可能
エフェクト
- 2 系統のエフェクト・プロセッサー:並列または直列に配置可能
- ステレオ・デジタル・エフェクト:クラシックなプリセット・アルゴリズムを持つ、ディレイ、コーラス、リバーブ
モジュレーション
- 豊富なモジュレーション・マトリクス:20 ソース、40 デスティネーション、無制限のスロット
- モーフィング可能なモジュレーション設定
- MOD モードによる素早いエディット:パネル上のボタンでソースを選択し、ノブでアマウントを設定
- すべてのモジュレーション・アマウントはバイポーラ設定可能
- モジュレーションのデスティネーションとして MORPH を選択可能
パッチ・モーフィング
- パッチ A と パッチ B をモーフィングして新しいサウンドを作成
- モジュレーション・マトリクスを含む、各パッチの全パラメータをモーフィング
バイティンバー・レイヤー
- A/B MORPH と組み合わせると 2 レイヤーで 4 種類のサウンド
- 個別の MIDI チャンネルと音域でコントロール可能
- 各レイヤーのボイス数は自由に設定可能
- レイヤー間の音域をリンクさせることで、キーボードのスプリットやスタックを素早く実行可能
ステップ・シーケンサーとフレーズ・ルーパー
- 16ステップのプログラマブル・ポリフォニック・シーケンサー
- オーバーダビング / レイヤリング機能付きフレーズ・ルーパー
- シーケンスとループはプリセットに保存、呼び出し可能
接続
オーディオ出力
- アサイン可能なラインレベル出力 x2
- エフェクト付きステレオメイン出力
- ヘッドフォン出力
オーディオ入力
- TRS バランスラインまたは CV 入力 x2
- CV 入力は最大 ±10V アナログ・ゲインおよびオフセットを調節可能
デバイス接続
- USB-A Host ポート x2
- DAW 接続用 USB-C デバイス x1
MIDI
- MIDI IN/OUT/THRU
コンピューター
- Elk Audio OS を搭載したパワフルな Raspberry Pi 4 上に構築された、ハック可能なオープンソース・ソフトウェア
- 製品の仕様やデザイン、動作環境などは予告なく変更することがあります。
発売日
2024年12月9日(月)
販売価格
- 価格は予告なく変更となる場合がございます。実際の販売価格はオンラインストアの表示価格および最寄りの店舗でご確認ください。
DELIA
販売価格 | ¥428,800(税込) |
JANコード | 4580646114393 |
