【FAQ】Serato DJ DVS使用時のSCOPE(スコープ)ビューの診断

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【FAQ】Serato DJ DVS使用時のSCOPE(スコープ)ビューの診断

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Serato DVSの調子が悪いときはSCOPEビューを確認してください。

こんにちは、神戸三宮店DJヘルプデスク担当DJ HAGI a.k.a Dragonです。今回はSerato関連のトラブルシューティングに関するスコープビューの診断についてご紹介します。

Serato.comで紹介されているものを翻訳しています。

SCOPE画面

スコープビューはSerato DJが受け取っている信号をどのように読み取っているかを示しているものです。まずは、正常な信号をご覧ください。

このリングを円形に近づけることで正常な動作が可能になります。

  • ズームスライダーを使用して必要に応じてズームイン・アウトを行ってください。
  • スコープのL/RバランスとP/Aバランスコントロールを使用しリング形状を円形に調整します。
  • SCOPEビューの左上にコントロールバイナルのバージョンが表示されます。(CV02Bはコントロールバイナルのバージョン2のB面)
  • その下の数字は絶対位置(Absoluteモードでの時間)
  • SCOPEビューの右上の数字はRPM速度が表示
  • SCOPEビューの左下は現在のスレッショルド値です。
  • SCOPEビューの右下は読み取り可能な信号の割合が表示。
    できる限り100%に近づけてください。80%未満の場合は上手く動作しない場合があります。
画面対応
 信号を受信していない状態です。接続を確認してください。接続が正常でも改善されない場合はRCAケーブルを交換してみてください。
 CDJ(ラインレベル)の機材がPHONO入力に接続されています。DIPスイッチをLINEに切り替えてください。
 ターンテーブル(PHONOレベル)の機材がLINE入力に接続されています。DIPスイッチをPHONOに切り替えてください。
 左チャンネル(白)の信号が入力されていません。RCAケーブルが正しく接続されているか確認してください。ターンテーブルを使用している場合はケーブルの確認に合わせて、カートリッジからヘッドシェルまでのワイヤが正しく接続されていて、ヘッドシェルとアームのコネクタの清掃を行いしっかりと接続してください。
 右チャンネル(赤)の信号が入力されていません。RCAケーブルが正しく接続されているか確認してください。ターンテーブルを使用している場合はケーブルの確認に合わせて、カートリッジからヘッドシェルまでのワイヤが正しく接続されていて、ヘッドシェルとアームのコネクタの清掃を行いしっかりと接続してください。
 左右のチャンネルがモノラルになっています。ケーブルが正しく接続されているか確認し、ヘッドシェルを交換してみてください。これで治らない場合はターンテーブルの故障が考えられます。
 信号は受信しているが左のチャンネル(白)のノイズが多い状態です。RCAケーブルがしっかり接続されているか確認してください。それでも解決しない場合はRCAケーブルを交換してください。
 信号は受信しているが右のチャンネル(赤)のノイズが多い状態です。RCAケーブルがしっかり接続されているか確認してください。それでも解決しない場合はRCAケーブルを交換してください。
 右のチャンネル(赤)の信号にノイズが多く、左チャンネルの干渉を受けています。RCAケーブルがしっかりと接続されていて、設置場所が大きな電源に近くないか確認してください。それでも解決しない場合はRCAケーブルを交換してください。
 低音が針先に伝わっており、ターンテーブルが振動しています。スピーカーの振動がターンテーブルに伝わらないように対策してください。
 ターンテーブルのアースケーブルが接続されていない可能性があります。アースを接続してください。
 ターンテーブルかCDJが2本以上のケーブルで(間に何かかましている)接続されていませんか?1本のケーブルで直接接続してください。
 コントロールバイナルが摩耗して正しい信号が出力されていません。コントロールバイナルを交換することをオススメします。
 コントロールバイナルが非常に摩耗しています。新しいコントロールバイナルをすぐに購入しましょう。
 針先がレコードの溝を正確にトラッキングできていません。針先を掃除してコントロールバイナルのほこり等を取り除いてください。
 針先が損傷しています。スタイラスを取り付けなおしてください。これで解決しない場合はスタイラスを交換しないといけない可能性があります。
 トーンアームの設定が軽すぎるのでスタイラスがコントロールバイナルに十分に当たっておらず、ほこりや振動の影響を受けやすくなっています。トーンアームの重さを調整してみてください。
 トーンアームの設定が非常に軽すぎます。トーンアームの重さを調整してみてください。
 CDJのマスターテンポがONになっていませんか?マスターテンポをOFFにしてみてください。

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この記事を書いた人

三宮オーパ店 DJ.デジタル楽器アドバイザー 萩尾(はぎお)

DJ HAGI a.k.a DRAGON

2001年のDMCのビデオ映像に衝撃を受け、バトルDJに憧れる。その後すぐにDJバトルを企画し、10年以上定期的に草DJバトルをプロデュース。機器のチューンナップや修理が趣味。

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