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防音室設置のための確認事項

防音室設置に際し、確認すべきポイント

ユニット防音室を設置するにあたり、確認すべきポイントがあります。

  1. 設置場所
  2. 重量
  3. エアコン取り付け
  4. 火災警報器、報知器設置

また、基本的に設置場所、エアコン取付に加えて搬入経路の確認などをするために、設置の前にお客様宅の事前下見をさせて頂きます。

各ポイントの詳細は次のようになります。

1.設置場所

ユニットタイプ防音室の設置場所

ユニットの防音室を設置する場合は、壁、天井それぞれの隙間が必要となります。近すぎると振動が伝わってしまうことがあります。

基本的には、壁から最低でも50mm以上、天井は80mm以上(梁や柱は避けて設置)離して設置します。

また防音室に付属の換気扇が付いている面は、空気の対流のため最低600mm程の空気層が必要になります。

2.重量

お部屋の耐荷重に対する防音室の荷重

家屋の耐荷重については建築基準法において、床1㎡当たり180kgまで耐えられるように作ることが決められています。

ユニット防音室の荷重は、概ねこの範囲の中に納まるように設定されております。しかし施工の状況や家屋の築年数、また防音室以外の家具等の荷重状態、防音室の中に入れる楽器などの荷重といった様々な条件によって変わってきます。例えば、一般的に木造の二階以上にはピアノと防音室の設置は難しいです。

築年数が経っている家屋や木造住宅、防音室以外に大きな荷重がかかる場合は、建設会社、ハウスメーカーなど建築に携わった方にお問い合わせ下さい。

3.エアコン取付

より楽しく演奏しやすい環境の為に、エアコンの取り付けも可能です。

ユニットタイプの防音室の場合、1.2畳以上の大きさであれば基本的にはエアコンの取り付けが可能です。

防音室内は密閉性が高いため、特に夏場は室内かなりの高温となることがあります。また燃焼系の暖房器具が使用できません。

そのため、快適に演奏して頂くにはエアコンがあると便利です。エアコンは家庭用の製品をご利用できます。 畳数にあった製品をお選び下さい。

防音室設置のための下見の際に、エアコン取り付けの下見も致しますので、事前にお申し付けください。

注意事項としては主に下記になります。

  • ※壁配管(冷媒配管・ドレンホース)には、壁穴用のスリーブを必ずご使用頂き配管穴はパテ等で埋めて、音漏れ(雨水の浸入)を防いで下さい。
  • ※防音室設置後にエアコンを取り付けるには、防音室とお部屋の壁の間に約500㎜程のスペースが必要となります。
  • ※電源が単相100Ⅴ(200Vの場合もあり)、定格冷房能力2.2KWのもので、換気機能やお掃除機能のないものをお選びください。

防音室へのエアコン取付

(ヤマハミュージックジャパン アビテックスWEBより引用)

4.火災警報器・報知器設置

ユニット防音室の設置には、安全上、下記のような設備を推奨します。

消防法により住宅への住宅用火災警報器等の設置が義務付けられています。そのため、お客様の住宅環境に合わせた対応が必要となります。

  • 戸建住宅内で防音室をご使用の場合、安全上「煙式住宅用火災警報器」の設置をお勧めします。
    • ※設置義務の詳細は、市町村条例により定められています。
  • 共同住宅内で防音室をご使用の場合、まずマンション管理会社にご確認頂き、指示に沿った対応をお願いします。一般的には「自動火災報知器」、または「煙式住宅用火災警報器」のいずれかの設置が必要となります。

火災報知器の詳しい仕様や設置につきましては、管理会社、セキュリティ会社及び防災機器メーカーや、家電量販店、設備業者へお問い合わせください。

防音室への火災警報器・報知器設置

(ヤマハミュージックジャパン アビテックスWEBより引用)