へこみ直しシリーズ~2022年春のホルンまつり①~

こんにちは!杉浦です!


今月はホルンのへこみスペシャル!
偶然、立て続けに作業したので
3本の修理を大公開しちゃいます!


題して
~シマムラ 春のホルンまつり~
(白いお皿は貰えません)


過去のへこみ直しはこちら☟☟☟
~修理シリーズ 過去記事総合案内~



ベルのへこみと歪みとめくれ

さて、第1弾のへこみはこちらです。

本体側のベルへこみ☟☟☟

小さめですが、ボコボコとへこんでますね。
外れるベル(デタッチャブル)は…☟☟☟

こちらもコツコツと無数に
そして山脈のように歪んだ場所もあります。

ベルフチと呼ばれる端の部分は
ペロっとめくれ上がっています。


比較的どれも小さめですが
数が多いと気になりますよね。
気になるなら直しましょう!


ちょっとした動作
へこみを作ってしまうことも。
へこませない行動を心掛けましょう!

詳しくはこちら☟☟☟
要確認! 楽器の正しい置き方とは?



へこみを直すために

それでは、作業に入ります!

楽器が重たいと、上手く作業出来ないので
抜差管やロータリーは、全て外します。

ロータリー内部は、青サビ(緑青)がびっしり。
こちらも除去しておきます。

緑青についてはこちら☟☟☟
見えない所に潜む緑の物体

分解が終わったら、へこみ直し開始です。



へこみ、直しました!

出来ました!

いかがでしょうか。

金属が伸びているので、多少の歪みは残りますが
ボコボコとした感じは無くなり
なめらかな仕上がりとなりました!

フチめくれもこの通りです☟☟☟

後は、全てのパーツを組み立てて完成です。



ベルのへこみはどこまで直せる?

ホルンは管が長いので、ベルも広範囲です。
一体、どこまでお直しが可能でしょうか?

答えは、指かけの下辺りくらい
(写真矢印部分)までとなります。

これ以上先は、工具が届かない場所です。

更に先のへこみを直す場合は
ベルを分解する大掛かりな修理となります。

品番によって、形や指かけの位置が違うので
大体の目安としてお考え下さい。





ホルンまつり続く

今回はお祭りの第1弾です。
2弾・3弾もお楽しみに!




今回の修理は
・ベルフチ~ベル胴へこみと歪み直し
・ベルフチめくれ修正
・ロータリー調整×4(紐・ゴム交換)
・管内洗浄
 です。

修理・調整代 税込41,250円(パーツ代・送料別)

※変形した際のキズ・金属のくもり
 修正跡は残ります。

※工具が届く範囲の修正となり
 ある程度の修正となる場所もございます。



感染症予防にご協力ください

感染症予防の取り組みとして
調整にお預けいただく際は
以下項目のご協力をお願いします。

付属品の持ち帰り

修理に必要ない付属品(楽譜・チューナー等)は
基本的に、全てお持ち帰り頂いております。
詳しくは、受付スタッフにお尋ね下さい。

外観チェック

受付時、表面の拭き上げをお願いをする場合があります。

洗浄が可能です

金管楽器・金属製管体の楽器は、洗浄が可能です。
洗浄をご希望の場合は、受付スタッフにお伝え下さい。

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店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。

この記事を書いたスタッフ

管リペアセンター杉浦

中高6年間をトランペットとコルネットの二刀流で部活漬けの毎日を過ごしてきました!全国の皆様からのご依頼、心よりお待ちしております!

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