過去に島村楽器の店舗ホームページ、ブログなどに掲載されたリペアやメンテナンスに関する記事をご紹介します。記事中の情報はすべて掲載当時のものとなりますのでご了承ください。

皆さんこんにちは!

グッと寒くなってまいりましたね!

先日、名古屋パルコ店のリペアブースが新しくなりました!!
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だいぶ広く、明るくなりました!

是非是非遊びにいらして下さい♪

では、今回パーツコーナーのリニューアルもありましたので

”コンデンサー”にまつわるお話をしたいと思います!

皆さんはご自身のギターやベースの中身を見たことはございますか?

コントロールの裏側についている小さなアレです。

気になる方はドライバーで開けてみてもいいですね!

さて、コンデンサーとは?ということですが、

”コンデンサー”は電子部品の一つで、英語ではキャパシター(CAPASITOR)と言います。

(CONDENSERは意味が違うので、英語圏では注意ですね!)

実は、このコンデンサーというものがないとギターやベースのトーンは効きません!

なぜなら、コンデンサーには高音域だけを通す特性があり、そのコンデンサーを通った高音域をアースに落とすことで、残った低音~中音域だけが音として出力されるようになっているからなのです!

コンデンサーの数値は、μF(マイクロファラド)という単位で表されます。

この数値が大きくなればなるほど、より低い方の音まで通すことが出来るようになります。

不思議ですね!もっと詳しく知りたい方は、是非前田または瀧口までお気軽にご質問下さい♪

では、コンデンサーにはいったいどんなものがあるのでしょうか、

例えば、フェンダーストラトキャスターの年代ごとのコンデンサーについてご紹介いたします!!

1954-1957
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”Cornel Dubilier”製ペーパー・オイル・コンデンサ(0.1μF/150V)

ビーズワックス(蜜蝋)にディップされたタイプ。

57-61前期はビーズワックスが廃され白い外観になります。

余談ですが、ポットは54年10月からは全て250K Aカーブが使われていますが、以前は100K Aカーブが使われていたと言われています。

コントロール部にアルミ製のシールドプレートが挟まれているのが特徴で、59-68頃は全面にアルミ箔が貼られるものが比較的多くなりました。

1961-1968
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”Cornel Dubilier”製セラミックコンデンサー(0.1μF/50V)

赤茶色の円形のため「レッドダイム」と呼ばれています。

1968-1971
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セラミックコンデンサー(0.05μF/50V)

通称「サークルD」セラミックコンデンサー。

この時期から高域特性を伸ばす傾向になったことで従来の半分の容量に変更されました。

1969-1974
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セラミックコンデンサー(0.05μF/100V)

耐電圧が100Vに変更される。

※ちなみに60年後半からの一部の製品には、Green Chiclets(緑色のキシリトールガムみたいなやつ)が使われていたこともあるようですよ!

でも今ではそんなコンデンサーは手に入れられないんじゃない?と思う方もいらっしゃるでしょう。

実は近いものであれば手に入れられるのです!

先日名古屋パルコ店にも入荷致しました!!

↓ ↓ ↓ ↓
Luxe caps
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Luxeは、ヴィンテージギターのリプレイスメント・パーツとして有名なコンデンサーです。

当時のものは、劣化して本来の機能を失ってしまっていることが多いため、使えない場合があります。

そこで使用されるコンデンサーがこのレプリカのコンデンサーです。

Luxe社は、当時のものと同じワックスや天然樹脂などのストックを所持しているため、オリジナルと同じマテリアル製法で作ることを可能にしています。

箱の中にはコンデンサーの歴史の紙も入っていたりして、マニアにはたまりませんね!

好きなアーティストが使用している年代のギターなどにより近づけるためや、

一度もコンデンサーを変えたことが無い方は、この機会にチャレンジしてみてもいいですね!

長々となってしまいましたが、最後までお付き合いありがとうございました!

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