みなさまこんにちは!

リペアマン遠藤です!

9月ですね!秋です!

天気良くて晴れてるのに涼しい!最高~

ということで最近の休日はよく仙台の街中を散歩してます(笑)

今の気候があまり汗もかかず涼しくて気持ちいいんですよ~

夏に30歳になったのでこれからは体にも気を遣っていかなければなりませんね。


では本題に入りましょう。

前回はアコースティックギターの弦高のお話をしたわけですが、今回はその流れでもう一つの弦高のお話をしていきましょう。

この前はブリッジのサドルで弦高を調整しました。

もう一つ弦と接せしている部分と言えば?

そう、ナットです。

この部分での弦高はナット弦高と言われたりもしますが、弾きやすさにかなり影響してきます。

まずは図を見ていきましょう。

この2つ図のギターは両者ともにネックはロッド調整をしてストレート、12フレット上の弦高は2.5mmと仮定します。

なんとなく後者が弦高が高く見えますが同じ2.5mmです…(笑)


この2つのギター、例えばFコードを押さえようと思ったらどちらが押さえやすいでしょうか?

次の図の肌色の丸を人差し指だと思って見て下さい。

もはや一目瞭然ですが圧倒的に前者の方が押さえやすそうですよね?

後者はなんだか指がもげそうです…


何でこんな差が出てくるのかというとこれは「ナット溝の高さ」の違いです。

ここで勘違いしないでほしい事は「ナット自体の高さ」ではないという事ですね。お間違いなく。

ナットの高さ自体が高くてもナット溝の高さが適切であれば大丈夫です。

私としては余分な高さは削りたくなってしまいますが…

ここの溝の高さ=ナット弦高が低い方が12フレット上で同じ弦高での場合押さえやすい、弾きやすいわけですね

弾きやすさを追求してすごく低くすればいいじゃん!という発想になりがちですがそうもいきません。

低くし過ぎるともれなく開放弦でビビりが発生します。弦の振幅でフレットに当たっちゃうんですよね…

高いと音はクリアですが指で押さえるのが大変で弾きづらいのです。


丁度良い高さというのがやはり存在するわけですが簡単なチェック方法があります。

まずロッド調整をしてネックがストレートの状態にします。

そして3フレットを指で押さえてみて1フレット上と弦との隙間がどれくらいかを見てみましょう。

この時にもう隙間が無いのであれば低すぎ、逆に明らかに空いてるわ~という場合は高いです。

丁度良い高さはハガキ1~2枚が入るくらいと言われています。

なかなか曖昧な表現ですがそれが標準のようです。

これもクラシックギターであれば振幅が大きいのでビビりを出さない為にもっと高くしますし、速弾きバリバリのメタル弾くようなエレキギターであれば運指を優先する為もっと低くしたりします。

けっこう幅があるんですよね。

チェックしてみたけど自分のギターがどういう状態なのか分からないよ~という方は自分がチェックしますのでお気軽に持ってきて下さい!


解説はこのあたりにして実際にどのように作業しているのかを見てみましょう。

作業自体は以前書いたブログのナット交換の弦溝切り作業と全く一緒ですが…

弦のゲージに合ったナットヤスリで溝を削っていきます。非常に繊細な作業です。

微量に削っては弦を張って先程のチェック方法で隙間具合を確認していきます。

これを繰り返して徐々に目標の弦高まで下げていくのです。

弦高が下がりすぎると解放弦でビビるので実際に音を鳴らしながら気を付けて削っていきます。

他にナット溝自体の形状や角度も考慮しながら削るのでなかなかシビアです。ここがおかしくてもビビります。


このようにシビアで繊細な作業なのでここは是非プロにお任せください!

Fコードで挫折したという方もきっと弾けるようになると思います…!

弦高はギターの弾きやすさに直接関わってきますので調整したい方はお気軽にご相談下さいね!


以上、リペアマン遠藤でした!

またお会いしましょう~

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この記事を書いたスタッフ

仙台ロフト店遠藤

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