ストラップピン追加
ここギター工房によくある依頼の一つがストラップピンの取り付け。
簡単な作業ではありますが実際にどのような作業を行っているのか、、、。
写真とともにご説明いたします。
今回ストラップピンの取り付け依頼があったのはこちらのウクレレ。
取り付けてほしい箇所はエンドの真ん中
お客様のウクレレはエンド側でサイド材を張り合わせていないタイプでした。
そうなると問題になるのはセンターの位置、、、"(-""-)"、、、
まずはセンターの位置を見つけましょう
最初に行うのはナットの長さとジョイントフレットの長さを測ります。
測った長さの半分に位置にしるしをつけて、その二つのしるしを通るように長いスケールを置きます
これにより、この楽器のセンターの位置が分かりました。
次にエンド側とスケールが交わった地点からまっすぐに線を引きます。
その線の中心を取ると、
ご覧のようにセンターの位置にストラップピンを置くことができました(まだ仮止めの段階)。
ではストラップピンを取り付けていきましょう。
まずはストラップピンの太さと長さを確認
太さが3.5ミリ、長さが15ミリ程度であることが分かります
ドリルで下穴をあけますが、その下穴は取り付けるビスより細くします。
下穴が太いと当然ビスは取り付けることができません。
また逆に細すぎてもビスが入らないので、ちょうどいい太さのドリルビットをチョイスします。
今回は太さ3ミリの物を使用します。
マスキングは先端から15ミリのところに貼っており、ストラップピンの長さと同じです。
それでは穴をあけてみましょう。
このようになりました。
ここで気になることが1つ、穴の周りに木がけば立っています。
これをきれいにする方法はこれです。
ドライバーでぐりぐり
すると、、、
こんな感じに仕上がります。
最後にストラップピンを装着して、、、
完成です!
パーツを1つ取り付けるのにも、このような物語があります。
今回の修理内容
- ストラップピン追加
合計金額 | ¥1,015(税込)+送料 |
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*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。
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