リペアマン山本の札幌リペア道中記VOL.14
こんにちは!リペアマン山本です!
本日は前置き無しで早速リペアのご紹介です。
いってみましょう!!
今回お持込み頂いたギターはこちら!
黒いボディにスーパーロングスケールのこの1本。へヴィなサウンドが期待できそうですね~。
オーナー様のご希望は現在の状態でも気に入っているんだけどもう少し高域の抜けが欲しい、ダウンチューニングでザクザクとリフを刻みながらもコードの分離を良くしたい!との事。
うーむ、基本のサウンドは気に入っているので安易にピックアップ交換などをするとサウンドの傾向が大きく変わってしまう可能性もありますね~。
しばしカスタムプランを練ります。
高域の抜けとコードの分離が鍵です。
うーむ。
よし!これで行こう!
基本のサウンドは気に入っている為、現在のピックアップの特性を活かしながら配線材を交換する事で絶妙なサウンドチューニングをする事にしました。
まずは現在の配線がどうなっているか、コントロールパネルを開けてみて見ましょう。
このままでも全く問題はありません。
しかし、好みの音色にする為、配線材を全て交換します!
今回山本がセレクトしたのはこれ!
メーカー名出てますが型番は内緒にしときます。(興味のある方は山本までお問い合わせ下さい!)
高域の情報量は多いが変に耳障りにならない特性を持つという配線材です。
ハンダごてを握り~素早く作業します。
完成です。
あら今回も作業中の写真がありませんね 汗
あまりに集中していた為撮り損ねてしまいました。
しかし皆様お気付きでしょうか?
交換前と交換後ではあきらかに見た目が違いますね!配線材は無駄に長いとその分信号は劣化しノイズの原因にもなります。
最低限の長さですっきりと!これ大事です。
作業完了後、オーナーのS様がご来店、サウンドチェック後に記念にパシャリ!
S様は私に何本もリペア、カスタマイズをご依頼頂く常連さんでもあります。
「ダウンチューニーングだと低音弦でのリフがどこか埋もれがちだったがへヴィなリフに中にもジャキっとした高音を感じる。アルペジオなどを絡めた時もひとつひとつの音がはっきり聴こえ固まりにならないですねー」
大成功です!
配線材もやみくもに変えれば音が良くなるという事ではありません。狙う音を明確にしてそれに適した配線材を選択しなければ良い結果は得られないと思います。
えー、だって自分じゃよく分からないしどうすればいいの~という方はリペアマン山本にお任せ下さい!
さて、そろそろ今年も終わろうとしてますね。皆様良い一年を過ごせましたでしょうか?
“今年”の札幌リペア道中記は今回が最後となります。
来年も札幌パルコ店でリペアに励んで参りますので改めてよろしくお願い致します!!
では良いお年を~。
問い合わせ先は
札幌パルコ店 担当:山本 TEL 011-214-2391
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埼玉出身ですが北海道大好き!道内のリペアを担当しています。寒い地域は楽器に過酷な環境...しかし!私がいるのでご安心を!お気軽に相談して下さい!