メイプル指板のリフレットは大変?

こんにちは!井上です!

今年も残すところあと半月となりました。

ついこの間までオリンピックがテレビでやっていたような気がするのですが、

月日の流れはあっという間ですね~

冷え込みも強くなってきましたので風邪には気を付けて元気に年越しを迎えたいところです!


さあ、そんなこんなで今日のお題行ってみましょう!

今回のお題は・・・

ズバリ「メイプル指板のリフレット」になります。

前回、こちらの記事でフレットそのものを取り上げましたので

今回はその先に触れていこうと思います。

メイプル指板とローズ指板の違い

まず最初にリフレットする際のメイプル指板とローズ(エボニー)系指板の違いについて触れておきたいと思います。

大きな違いとしてはやはり指板面の塗装の有無が挙げられます。

楽器に塗装を施す意味合いとしては大きく

・湿度や温度からの保護

・耐久性の向上(塗装面を作り、木地にダメージが届かない様にする)

・汚れ防止

等々がございます。

この中でもメイプル指板に関しては3つ目の「汚れ防止」が大きな役割を果たしています。

これはメイプルの場合、木地がかなり薄い(白い)為、手の汚れ等ですぐに黒ずんでしまう為です。

(故に元から暗色系のローズやエボニーでは塗装を施さない一つの理由になっています)


では実際にはどうやって作業を行うのか、

それを写真を交えて流れを見ていきましょう。

(上の写真が最初の状態)

修理スタート

まずは通常のリフレットと同様にフレットを抜いて指板調整を行います。

上記のような状態になりました。

この次ですが

①フレット打ち

②塗装

このどちらかの工程を行うのですが、場合によって順番が前後します。

オーソドックスなのは①のフレット打ちを先に行う方法です。

今回もその流れで進めます。

(写真を撮り忘れていたのでここだけ別個体の写真になります。)


フレット打ちが完了したらいよいよ塗装です。

今の状態ですと木地が露出、且つ色もネック裏やヘッドトップと合っていない為、下地塗装→着色→トップコート塗装の順番で上手く仕上げていきます。

特に着色は元の色に合わせて行う必要がある為、色の混ぜ具合を都度変えて一本一本調色を行います。

また木目が見える塗装ですので色味が濃くなり過ぎないように良い塩梅で塗装する等々、中々な手強い作業の一つです。


ただそこは充実の塗装設備と長年の経験値で浅草橋店はお応えします!

塗装後はこちら!

どうでしょうか。ヘッドトップは元の塗装のまま、指板は新しい塗装です。

中々良い感じで仕上がっているかと思います。


ここまで来ましたらあとはナット取付や組み込み調整をして完成となります。


以上でメイプル指板リフレット、完了となります!

いかがでしたでしょうか。

メイプル指板の場合、通常のリフレットより価格が高く、納期もかかる理由は指板面の塗装工程がある為ということがお分かりいただけたかと思います。


それでも大事なギターが直るのであればリフレットはとても有用で価値のある修理かと思います。

ただ高額な修理になりますのでまずリフレットが必要なのかどうか、他に方法はないのか等々、

ご質問等ございましたら何時でも気軽にこちらのページからお問い合わせ、若しくは是非とも当店へと直接お越しいただければ幸いです。

ギターやベースに関わることでしたらどのよう内容でもご対応させていただきます。(来店の際は事前に電話でのご予約をお願いしております。)

それではまた次の記事で!浅草橋ギター&リペア店、井上でした!


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この記事を書いたスタッフ

浅草橋ギター&リペア店井上

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