PLEKと人によるすり合わせ
みなさん、こんにちは。
技術者のすり合わせの精度ってぶっちゃけどうなの??
と思ったことはありますか?
今回は、自らすり合わせたギターをPLEKでスキャン、状態を可視化をするという技術者からすると腕試し的ドM企画。
PLEKとは
ネックの反りやフレットの高さ、弦高を1000分の1ミリ単位で測定/可視化でき、フレットラインを正確に削ることができるスーパーマシンです。
施工するのはレスポール。こちらは元々PLEKをかけている個体のようですが、経年によりネックのねじれ、フレット摩耗がみられよろしくない状況。
すり合わせをしていざPLEKスキャン!
リペアを20年弱やっておりますがこれで誤差が激しく出たら引退検討案件ですね。めちゃくちゃどきどき。。。
狙った弦高は1弦1.5ミリ、6弦2ミリ。そしてフレットラインはどうなっているのか!?
ほい!
1弦1.54ミリ、6弦2.03ミリ!セッティングはほぼ正確ですね。一安心。。。
そして気になるフレットの高さですが、フレットラインが悪くびりつきが出る場合は次のように数字に△マークがつきます。
私の精度はどうでしょうか
ほい!
△マークなし!問題ないとのことです。
まだこの仕事やっていけそうです(笑)
目と感覚を頼りに削るため完璧な精度を出すのは難しいですが、我々、島村楽器の技術者は日々鍛錬をし腕を磨いているためPLEKスキャンをしても問題ないレベルで技術を提供致します。より理想のフレットラインにしたい!という方はPLEKも受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。ではまた!
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フレット関連をメインに作業しております。びりつく、音程がよくない、音質などのポテンシャルを上げたい!!などなど。気軽にご相談くださいませ!