リペアマン佐藤の日々リペア Vol.11~すり合わせますよー!!フレットを!!編~
最近暑すぎて食欲が無くなってきているリペアマン佐藤です笑
昔はそんなこと無かったんですが、、、歳でしょうかw
このまま食欲が落ち込んでいれば痩せそうですが
意外とそうもいかないのが現実ですね、、、
というわけで恒例の
佐藤の関西リポートシリーズ!!
毎回やってますね笑
関西以外の方がこれを見て関西に来たいと思って頂けると嬉しいですw
今回は同僚のチハラに誘われたので行ってみた甲子園♪
テレビで見るのとはやっぱり違います!色んな意味で熱い!笑
行って初めて知ったんですが、外野席は無料なんですね!!
是非一度行ってみて下さい♪
※球場内の写真はアップしてはいけない決まりになっているそうなので
今回は外からの写真です。あの臨場感はぜひご自身の目で!!笑
さて、本題に入りましょう♪
すり合わせとは?
ギター・ベースをされている方であれば一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか?
ただ、実際にどんな作業なのか、どんな時に必要なのか知らない方が結構いらっしゃいます。
今回はそこをスッキリさせちゃおうという回です♪
では、梅田店ユーザーさんのギターを実験台に笑
まず、すり合わせがどんな時に必要なのか?
フレットをよーく見てみましょう♪
弦の軌道に合わせて凹んでいるのがわかりますか?
1フレットから最終フレットまでよく見てみてください!
あなたがよく使うポジションが減っているはずです、、、
減っていなければ、、、それはステンレスフレットか、、、弾いていないからです!笑
フレットにはいくつか素材があるので、減りやすいもの・減りにくいものがあります♪
その点については割愛しますが、詳しく知りたい方はぜひ佐藤まで。
では、凹んでしまっているとどんなデメリットがあるのか?
・チョーキングやビブラートの時に段差があるので、弾きにくい
・ビビりが発生する
・音の立ち上がりが悪くなる
最近弾きにくくなったなぁ~とか
前と音の感じが変わったなぁ~というアナタはもしかするとこれが原因かも?
実際にすり合わせとはどんなことをするのかを解説!
まず用意するものはコチラ!
マスキングテープ!
実はこれ、島村楽器で販売してます笑
楽器とは無縁のようなこのテープですが、メンテナンスやリペアでは重宝します♪
あれ?これはもしかして!!
何気なく撮った写真ですが、後ろに写っているのは
あのルシアー駒木が海外で買い付けてきた
1991年製のVALLEY ARTS LELAND SKLAR モデルじゃないですかッ!!
こんな激レアで最高な楽器が沢山あるなんて、、、さすが梅田店笑
すいません脱線しましたが、、、
このマスキングで傷が付かないように指板面を保護していきます♪
完了♪
そしたらこの状態でネックがまっすぐになっているか確認♪
いよいよすり合わせです!
まっすぐな板に紙やすりを付けたものでフレットを削っていきます!!
凹んだ部分がなくなるまでひたすら削りますッ!!!
そうすると、、、こんな感じで頭が平らになりますね!
これで、1フレットから最終フレットまでの頭が直線になっているわけです♪
でも、このままじゃなんか、、、ねぇ?笑
というわけで塗ってみました、、赤いフレットもかっこいい笑
で、左右から削ってあげると、、、
平らだった頭に頂点ができました♪
平らな頭よりもこっちのほうが音の立ち上がりよさそうじゃないですか?♪
もちろんテキトーではなくちゃんと根拠があってやってますよ!!
細かいことが聞きたい方は佐藤まで笑
そのあとは紙やすりの番手を細かくしてフレットの傷を取っていき、
この3種のコンパウンドでさらに細かく磨いてきます♪
見違えましたねw
これでストレスなく演奏ができますよ!!
本当に演奏性やサウンドが変わります!!
で、マスキングをはがして、、、と。
さて、今回はすり合わせをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
これを見て自分でもやってみたい!とか、できそうだなー!
と、思われる方もいるかもしれませんが、自己責任でお願いします笑
是非自分の楽器の状態を見てみてください!!
少しでも気になった方はご相談ください♪
ではまた近いうちにお会いしましょう!!
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