アコースティックギター ブレーシング接着(力木接着)
こんにちは
今回はアコースティックギターのブレーシング接着(力木接着)を紹介します。
修理でお預かりした時にいつも確実にチェックをしています。その時に良くブレーシング剥がれが見つかるのですがお客様が気付かれていないパターンがとても多いです。
正直なところボディを押したときに剥がれているのがわかる場合は気づきにくいです。
ですがかなり剥がれているときは弾いたときにボディがバシャバシャ?ガシャガシャと明らか異音が出るのでこれが聞こえてきたら早急に接着をお勧めします。
接着の様子を紹介していきます↓
当たり前ですが外観からはブレーシングが剥がれていることは全くわかりません。
わかりずらいですが矢印のところが剥がれています。
簡単に(簡易的)ブレーシング剥がれを確認する方法はブレーシングが接着されているところを『コンコン』とタップする方法です。
弱すぎると剥がれているのかわかりません。ですが打痕が付くほどぶったたいてもダメです。
タップしても異音が聞こえない場合はサウンドホールから覗いてボディの外側から押します。
剥がれている場所がわかりましたので隙間に接着材を流し込み接着します。
このように特殊なジャッキを使い固定します。
ボディエンド側の奥は特に腕がサウンドホールに入らず苦戦します。
太ったり、筋トレして腕が太くなるとブレーシング接着が難しくなっていきます。
内側から固定出来ないところは外から固定します。
剥がれているところを全て接着し、後は弦をシュシュっと張り完了です。
アコースティックギターユーザーの皆様
この機会にブレーシング剝がれにも着眼点を置いてみてください!!!!!!!!!
私もアコースティックギター持ってないのでなんか買います!
今回の修理内容
- ブレーシング接着(1か所)
合計金額 | ¥6,490(税込) |
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*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。
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