リペアマン遠藤の仙台リペアブログ~その67~アコギピックガード剥がれの巻!

みなさまこんにちは!

リペアマン遠藤です!

11月ですね~

ここ最近はとにかく仕事が忙しく出張等もありなかなか更新出来ずでした…

そして謎の腰痛に悩まされています。おそらく仕事の作業上によるものだと思いますが30代になった事を痛感しますね。


では本題に入りましょう~

まずはこちらをご覧ください。

ピックガード剥がれです。

端からめくれてきちゃってます。

この症状、Gibsonのアコギで多いですがこの柔らかい素材のピックガードは特に剥がれやすいです。

今回はJ-45ですが、同じGibsonのハミングバード、ダブは割と高確率で剥がれます。

新品の店頭品ですらたまに剥がれますからね…もちろん直してから販売しています。

この状態で弾くとお察しの通りですが、めくれたピックガードが邪魔でめちゃくちゃ弾きにくいです。

すごくコードストロークしづらいです。直しましょう!


このような修理がかなり多くてメーカーはどうしてこのような素材を使っちゃったの?と思う事がよくありますが、今となってはピックガードはこの素材じゃないとイメージが違くなっちゃいますし嘆いても仕方のない事です…

そういえばこの素材、剥がれて反ってきた箇所から透明なコーティングが剥離して見た目が悪くなるのでその意味でも直した方がいいです。


以前もアコギのピックガード関係で似たような作業をしていたのでこちらの記事もご参照下さい。

リペアマン遠藤の仙台リペアブログ~その40~アコギピックガード作製の巻!

というわけで作業に入ります。まずは剥がしましょう。

ジッポーオイル浸しタコ糸コキコキ作戦です。

柔らかい素材のピックガードはドライヤーで軽く温めてやるとなお剥がしやすくなりますね。折れ防止にもなります。

べろっと剥がれました。

粘着材は全部ピックガード側に付いてます。

ボディ側はなかなか綺麗です。

怒涛の粘着剥がしでピックガード側を綺麗にしました。

地味にこの作業が一番しんどいですね…

ボディ側もキレイキレイにします。


その後ピックガードの反り修正をして裏面に軽く足付けします。

そして粘着材を貼りボディに取り付けます。

はい完成です!

これでまた思いっきり弾く事が出来ますね!

いかがでしたでしょうか?

ピックガードが剥がれた状態では弾きにくいのでお悩みでしたらぜひお気軽にご相談下さい!


以上、リペアマン遠藤でした!

またお会いしましょう~

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この記事を書いたスタッフ

仙台ロフト店遠藤

宮城県出身。長野県でギター製造に携わった後2017年から島村楽器仙台イービーンズ店の店頭リペアマンとなり、現在の仙台ロフト店に至ります。仙台のリペアは遠藤にお任せ下さい!

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