前回はリペアの問い合わせの中でも多いネック折れについてご紹介させていただきました

ネック折れの話

今回はカスタマイズの問い合わせの中でも比較的多いリフィニッシュについて深堀していこうと思います。

一口にリフィニッシュ(塗装塗りなおし)といっても目的は様々で主な理由としては①カラー変更、②使用によってできたキズ等の修理、③経年劣化による塗装不良(ラッカー系のべたつき、塗膜軟化など)のリフレッシュが挙げられます。


主な作業工程としては①塗装剥がし(重ね塗りパターンもあり)、②木地調整、③塗装(下塗り~カラー~トップコート)、④バフ磨き~再組み込みとなります。


では実際の依頼を題材に作業工程の紹介をしていきます。

①塗装剥がし


まずは塗装を剥がすところからスタート。塗装を剥がす方法として工房では塗膜に熱を加えて柔らかくし剥がすパターンと塗膜を溶かす溶剤を使用して剥がす2パターンのどちらかを塗装の種類、コンディションに応じてベストな方法で剥がしていきます。リフィニッシュに関してはすべての工程において最終的な仕上がりに影響してきますので木材を傷つけないよう丁寧に剥がしていきます。


②木地調整

塗装を剥がし終えたら次に重要となってくるのが塗装の下地成型(木地調整)です。取り切れなかったわずかな塗膜や、下地を整えるため紙やすりなどを使って丁寧に研磨・磨き上げていきます。塗装剥がしの工程同様地味な作業ですが最終的な仕上げに影響する重要な作業です。

③塗装

主な工程としては主に①下地塗装:色を乗せる層、②着色:カラーリング、③トップコート:着色層の保護と艶出しを行います。

④バフ(塗装磨き)~再組み込み

塗装作業が完了して塗膜の硬化も十分になったら最終的な仕上げに入ります。グロスフィニッシュ塗料の場合、いわゆる吹きっぱなしの状態でもツヤは十分出ていますが、そこを更に細かい番手の紙やすりを使って塗装中にできたわずかな凹凸などを均し平らにします。その後はバフと呼ばれる機械で研磨剤を着けながら艶出しの磨き上げを行っていきます。



まとめ

依頼例を「ストラトタイプボディ塗装剥がし有、ウレタン塗料使用リフィニッシュ」と想定した場合の料金設定は以下の通りです。

単色(つぶし・シースルー系) ¥74500~

メタリック・バースト系    ¥86500~

*ラッカー塗料使用時はラッカー料金あり。

なお今回は分かりやすくストラトタイプと称させていただきましたが正確にはデタッチャブル構造(ネックとボディがねじ止めされているタイプ)となります。

次回以降様々なタイプの楽器でご紹介していこうと思います。

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この記事を書いたスタッフ

浅草橋ギター&リペア店長谷川

「最近なんだか弾きづらい」「自分だけのオリジナルにしたい」などなど、エレキ、アコースティック問わず、改造なんでも長谷川にお任せください!!

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