~プリアンプ装備&スキャロップドナット化~
皆様、こんにちは!
さて、本題に入ります!!
今回はタイトルにもあります通り、
オンボードプリアンプ装備、スキャロップドナット化
を行います。
先ずは最初の状態をご覧下さい。
所謂ジャズベースです。
このままでも勿論ステキですが、ガッツリいじっていきます。
先ずはスキャロップドナットの様子をお届けします、ご覧下さい。
「なにこれ強そう!」
分かります、カッコいいですよね。
スキャロップドナットと呼ばれ、文字通りナットをスキャロップしています。
変化しているのは見た目だけではありません、サウンドにも変化をもたらします。
ナット上で各弦の振動干渉を抑える効果がありますので、音の分離感が良くなります。
ギターは勿論、特にベースは一本一本の弦の振動が大きいですから、効果が顕著に現れます。
ベースの音の分離感向上は、アンサンブルでの音抜けも良くなりますよ!
私の先輩リペアマン、仙台ロフト店の遠藤先輩がスキャロップドナット化を行っていますので、
コチラもご覧下さい。スキャロップ化する手順、メリットの詳しい解説付きです。
リペアマン遠藤の仙台リペアブログ~その20~スキャロップドナットの巻!
お次はプリアンプを載せちゃいます。ドーン!
「詰め込みましたね〜」
分かります、カッコいいですよね。
コチラの配線レイアウト、かなり実戦向けです。
プリアンプはOBP2を搭載しており、1Vo,1To,1Balancer,2Band-EQのコントロールです。
そしてマニアなお客様はこの写真を見て、
このように疑問に思う方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。
「コンデンサ、0.22載せてるの...?」
「0.47じゃないの、間違えたんですか?」
分かります、そう見えますよね。
でも違うんです!ここは私のこだわりポイント。
2Band-EQで調節したサウンドに対し、味付けとして使用して頂きたいトーンなのです。
実はこのポットにはセンタークリックが付いていまして(真ん中でカチッと止まるやつです。)、
センタークリック部にツマミを持っていくと「丁度いい聞こえ具合」になります。
通常のトーンとして使うのではなく、
サウンドバリエーションを選択できるツマミとして使って頂きたいツマミでございます。
そしてとっても大事なポイント、
ジャック部にはノルトロックワッシャーを搭載!!
ジャックは絶対に緩ませません!!
ノルトロックワッシャーについての詳細はコチラを是非ご覧下さい。
(株)ノルトロックジャパン様にご紹介していただいております。
私のボスでもある、ルシアー駒木師匠の解説記事も併せてご覧下さい。
【国内事例】エレキギター(ノルトロック) - Nord-Lock Group
ルシアー駒木のギターよもやま話 その22「工房の修理に新たなアイテム導入」
以上今回の改造ご紹介でした。
実はこの楽器...
立川店オリジナルカスタム機として販売します!
この記事には書き切れていないこだわりポイントもまだまだございますので、
気になる方は是非お問い合わせ下さい!
もちろん、お客様の楽器に対して今回の内容の様な改造ご相談もお待ちしております。
是非お問い合わせ下さい!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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