チェロの駒が傾いてきているのですが大丈夫でしょうか?
大きな傾きの場合駒の転倒、破損の恐れがあります。駒を手で元の位置に戻せない場合は修理、交換が必要です。
大きな傾きの場合駒の転倒、破損の恐れがあります。駒を手で元の位置に戻せない場合は修理、交換が必要です。
駒、テールピース等の付属パーツが楽器に接触しない様にして頂き修理に出してください。状態を点検し、適正な位置に立てなおします。
大きく分けてスチール弦(比較的安価で音色は固め)、ナイロン弦(種類が豊富で様々な特色があります)、ガット弦(湿度の影響を受けやすく、チューニングが安定しづらい。音色は柔らかくバロック音楽などに使用されます)の3つに分類されます。
弦が解れたり傷んでいる場合は勿論交換ですが、弾いていて音程が定まらなかったり、音の感じが以前よりはっきりしなくなってきたら交換したほうが良いです。
メーカー、ブランドによって弾き心地や音色が違うのと、楽器との相性もありますので、少しずつ試されるのが一番確実です。
交換時期がバラバラになってしまうと折角メーカーを揃えても傷み具合に差が出て音色が変わってしまうので、出来ればセットで交換したほうが良いです。
弦楽器専用のクロスなどの柔らかい布で乾拭きが基本になります。松脂の汚れを拭く布とその他の指紋などの汚れを拭く布を使い分けて掃除をすると、よりきれいに楽器を保てます。松脂は時間が経つとベタベタするようになり乾拭きでは取れなくなるので、演奏した後はその日のうちお掃除をするのがポイントです。クリーナーは楽器のニスの相性によってはニスを溶かす場合もあるので、お勧めしません。
簡単なものだとペグにコンポジションを塗ってペグの回りを良くしたり、駒の傾きを直すことが出来ます。工房ではセルフメンテナンスのイベントも行っていますので、お気軽にご参加ください。
打痕周辺にヒビや割れがないかチェックしてください。なければ、機能的にはしばらくは大丈夫です。ですが、打痕やニス破損も早目のリペアをお勧め致します。
比較的簡単な方法としてウルフキラーを付けることで改善する事もあります。それ以外の楽器の調整で改善する場合もありますので、お困りの場合は技術者にご相談ください。