Demonシリーズをチェック!
いつも島村楽器ドラムブログをご覧頂いてありがとうございます。札幌パルコ店のトリヅカです。
さて、いつもたくさんのアクセスをいただいている徹底検証記事。トリヅカ担当のペダル徹底検証も3回目となりました。これまでご紹介した中で気になるモデルはありましたでしょうか。
3回目の今回はパールの「Eliminator Demon」シリーズをご紹介いたします。ペダルのイメージを一新するかのような斬新なデザインで話題となったデーモンシリーズ。
発売からすでに7年近くが経ちましたが、今なお多くのドラマーさんに支持されています。
どんなペダルなのか、ご紹介いたしましょう。
Demon Drive 「P-3000D」
※現行モデルは写真と違いフットボードの先にストッパーが装着されています。
踏んでいる事を忘れさせてしまう程の洗練されたアクションを追及し、かつて体感したことのないスムーズな踏み心地と、驚異の調整機能をもった“Eliminator DEMON”ドラムペダル。
ペダル全体のバランスを改めて見直すことから始まり、スケートボード業界で有名な“NiNjA ”ベア リングをペダル仕様として新たに共同開発をするなど、極限までアクションのロスを排除しました。
パールのお家芸とも言える多彩な調節機能により、様々なスタイルに対応可能。フットボードの長さを 2 通り選択できる、 ドラマー待望の“デュオデック”システムをはじめとした調節機能は下記のリンクから。
検証は、工場出荷時のセッティング「スピードセッティング」(上記リンク先参照)で行いました。
ペダルの常識を覆すかのようなアクション
- フットボードを踏み込むと、驚くほど速くビーターが打面をヒットする感覚は、他のペダルとは一線を画すもの。
自分の足とビーターが寸分の無駄なく連動するかのような、まさにダイレクトな感覚。 - ダイナミクスの表現力も抜群。小音量での表現力にも富む。(上記の表、「音色の安定感少なめ」がこの項目に該当します)
- 音量は出るものの、比較的柔らかめな音色なため、ロック等で明瞭なアタック感を求める場合は「B-300W・コントロールコア・ウッドビーターに付け替えることもおすすめ。
- 驚きの踏み込みの軽さとスピーディさで、速いフレーズや細かい音符を多用するプレイには最適。あまりに軽くスピーディなアクションのため、他のペダルからスイッチする場合、多少の慣れは必要になるかもしれない。
Demon Chain「P-3000C」
その驚きの軽さにペダル界が騒然となったデーモンペダルのチェーンドライブモデル。高精度で信頼性の高い真円のアルミダイカストホイールと、パワーをより伝えることのできるダブルチェーンを、耐久性を保ちつつ極限まで軽量化。チェーンドライヴ・アクションでは体感したことのない究極のライトフィーリングを実現しています。
デーモンの名に恥じないスピーディなアクション
- ダイレクトドライブの「P-3000D」を踏襲した、チェーンドライブとしては抜群の踏み込みの軽さとスピーディなアクション。
- 音量はあるものの、比較的柔らかめな音色なため、ロックバンド等で明瞭なアタック感を求める場合は「B-300W・コントロールコア・ウッドビーターに付け替えることもおすすめ。
- ダイレクトドライブモデル同様、驚きの踏み込みの軽さとスピーディさで、速いフレーズや細かい音符を多用するプレイに最適。
チェーンドライブペダル特有の「タメ」「踏み応え」もわずかに感じられるため、一般的なチェーンドライブペダルをお使いの方でも移行しやすい。
デーモン編おわりに
両モデルとも、ペダルの常識を覆すかのような外観、アクションに改めて驚きました。スピード重視のモデルでありながら小音量での表現力にも富み、楽器としての完成度の高さを感じさせられます。
フットワークのスピード・コントロールを向上させたい方、または伸び悩んでいる方には解決の助けになるペダルになると言えるでしょう。
まだデーモンを踏んだことがない方、ぜひペダル選びの選択肢のひとつに加えていただきたいと思います。
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この記事を書いた人
札幌パルコ店 ドラム担当 鳥塚
ドラマーさんのお悩み解決のため毎日元気に営業中!
ドラム情報アカウント、@tomtom_toriduka の中の人、愛用ペダルはDW-5000AHです。
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