みなさんこんにちは! 開発のイシイです。
さてさて、世界中の楽器が終結する1年に一回のアメリカの楽器ショー、「NAMM2017」 で発表されてからここ日本でも注目を浴び続けている Pearl (パール) のコンパクトトラベラー。待ちに待ってついに発売となりました!この衝撃的なコンパクトキットをいち早くレビューをします。
デデーン、改めてもう全貌を。。
- 品番:PCTK-1810BG
- メーカー希望小売価格:オープンプライス
- 販売価格:販売価格 (税抜) ¥27,000 (税込) ¥29,700
- 発売日:2017年6月上旬
シンバル、ペダル、ハイハットスタンド、シンバルスタンドは含みません。今回のレビューではキットのイメージに合わせてフラットベーススタンド (Pearl H-150S) を用意しました。
シンバルはSABIAN HH シリーズのミディアムハイハット、クラッシュには穴空きシンバルの先駆者、HHXシリーズ の O-Zone を用意しました。
各パーツに注目
ますはスネアから。
気になるスナッピー部分
裏の画像です。叩くヘッドの裏にそのままワイヤーがついています。
このようにテンションを調整します。
スネア角度調整
ウィングボルトとキーボルト、2カ所で固定します。
ペダル部分
(ペダルは含みません)
クランプ部分にはゴム板がついており、一般的なペダルであれば問題なく装着できそうです。
(今回の画像と実際のセットでは仕様が若干異なる場合がございます。あらかじめご了承くださいませ。)
そしてやはりここに注目。。薄いです。
興奮して、額に太い血管まで浮き出てしまいました。
折りたたんでみました
スネアパッドを重ね、このように足をたたみます。
たったの13cm弱。
気になる前方のレッグ(!?)
最初に情報が出た時に前部分の構造、そして見え方について気になっていた方、多かったと思います。ドラムはやっぱり耐久性との戦い。。写真だけ見ると大丈夫か?と思うと思います。
こちらのレッグ、問題はなさそうです。実際にストリートで叩いたわけではないので、お約束はできませんが、バスドラを踏んでネジが緩む、セットが動く、などといったことはありませんでした。外見は、、結構あっさりしています。。物足りない方はヘッドの裏にロゴシールを貼る、マスキングテープでデコる(!?)、など遊んでもいいかもしれませんね。
叩いてみました:まずは1音づつ
今回は札幌平岡店の石橋に叩いてもらいました。
案外太いバスドラサウンドに驚きます!ドラムシェル(胴)がないとアタックの衝撃音だけになりがちですが、18インチを確保したのはパールさんのこだわりでしょうか。意外と(!?) 中身があるサウンドですね。スネアもしっかりとスナッピー音が鳴っており、リムショットもいいクラックサウンドになっています。
叩いてみました:リズム編
あくまでも単体での演奏ですが、しっかりドラムの音が出ているのに驚きを隠せません。スナッピーの反応、リムショットの抜け具合も気持ちいいですね。穴空きシンバルもいい感じで馴染んでいます。
持ってみました
バスドラ、スネアを持っていると考えると軽いです。ただこちらのハンドル、耐久性を考えますと、このようにハンドルと枠を同時に持つ方法をお勧めします。
次に気になるのはケースに入れた時ですね。
ケース (付属)
ナイロン素材のケースが付属します。繰り返しになりますが、ハンドルだけではあまり持たない方がいいでしょう。
ちなみに私、身長162cmです。
先ほどのセット
コンパクトトラベラー・ハイハットシンバル(top/bottom)、18インチ穴あきシンバル、ハイハットスタンド、ブームシンバルスタンド、ドラムペダル(ドラムスローンを除く)
ケースに収納
- コンパクトトラベラー:約10kg
- セット全体:約23kg (スローン含まず)
「頑張れば、キャリーカートに載せて一人で電車移動できる」くらいの重量でしょうか。車移動であればまったく問題ないですね。さらに軽量化するには。。
- ハイハットスタンド、シンバルスタンドなどをさらにライトウェイトタイプに
- クラッシュはアタッチメントを使ってハイハットスタンドに装着
- ペダルをアンダープレートなしのタイプにして軽量化
- ペダル・スタンドとまとめてケースに収納 (これで3個口)
- スローン(イス)は現地調達
といったところでしょうか。
スペック
- スネアドラム 10インチ
- バスドラム 18インチ
- タムマウントブラケット
- 付属品:トラベルバッグ、チューニングキー
- 重量:約10kg (シンバル、ペダル、スタンド、スローン含まず)
おしまいに
話題のコンパクトトラベラー、いかがでしたでしょうか。1月に初めてドラムセットの画像を見てから、サウンド、デザイン、使い勝手、重さ、などなど、ドラマーのみなさんはそれぞれ想像を膨らませていたのではないでしょうか。
「アコースティックドラム・サウンド」の音量を落とし、胴鳴りをカット。と言ってもアタックのみの衝撃音だけではなく、ドラムらしさを上品に残したセット、そんな「理想のサウンドに近いキット」が新たに誕生しました。
ぜひお店で新しいトラベラーサウンドを体験してください。
それでは!
コンパクトトラベラーの展示店舗
札幌パルコ店 / イオンモール札幌平岡店 / イオンモール利府店 / 仙台イービーンズ店 / 水戸マイム店 / 宇都宮パルコ店 / イオンモール土浦店 / ミーナ町田店 / 横浜ビブレ店 / 八王子店 / 赤羽店 / イオンモール川口店 / 長野店 / イオン長岡店 / イオンモール佐久平店 / イオンモール浜松市野店 / 金沢フォーラス店 / モレラ岐阜店 / アクアウォーク大垣店 / イオン四日市尾平店 / エキスポシティ店 / 梅田ロフト店 / 広島パルコ店 / 長崎浜町店 / 熊本パルコ店 / イオンモール宮崎店
(2017年6月10日時点)
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この記事を書いた人:
開発のイシイ
朝から夜までドラムのことばかり考えている商品担当の人。最近子供とウクレレを始めました。好きなドラマーはニールパート。