モノラル(モノ)とステレオの違い
ここではモノラル音源、ステレオ音源について述べる。
ステレオ音源は2つの耳で聞いたときに立体感を感じるように、左右の信号が異なる(2種類の異なる信号を扱う)。モノ音源は1種類の信号しか無い(注※)。ステレオ音源を正しく鳴らすには2つのスピーカー、左右のヘッドホン/イヤホンが必要。一般的な再生装置ではモノ音源は左右のスピーカーから同じ信号を鳴らす仕様になっている。
2つのスピーカーやヘッドホンなどで音楽を聞く場合
- ステレオ音源:左右のスピーカーから異なる信号が鳴るので立体感を感じる
- モノラル音源:左右のスピーカーから同じ信号が流れるので、中央に音像が定位し立体感は感じない
- 片側のスピーカーからしか音が出ないかどうかは音源ファイルや再生装置の設定による
よくある勘違い:
- 2つのスピーカーで片側だけ音が出るものがモノ
- 2つのスピーカーで鳴らすのはすべてステレオ
確かめてみよう。(要ヘッドホン)
モノラル>ステレオ>モノラルで、同じモチーフが3回繰り返されます。
【参考】
ステレオ音源の波形データ(左右の信号が異なっている)
モノラル音源の波形データ(一つしか無い)
※注)たとえ左右の2つの信号があったとしても、それらが全く同じであれば、形としてはステレオファイルだが、再生する音はモノ音源として聞こえる。古い時代に録音した音源のCDなどはその例。
全く同じ左右に全く同じ信号があるステレオファイル。立体感はない。
※ミキサーなどの再生装置の設定によっては、モノ/ステレオ音源に関わらずが左右のスピーカーの片方だけで鳴ってしまったり、ステレオ音源が中央でまとまってモノ音源のように聞こえてしまう場合がある。左右の異なる信号は、それぞれ左のスピーカー、右のスピーカーだけでしか鳴らないように設定しないとステレオにはならない。一般的な再生装置では予めそのように設定されている。
■DAWなどではPANで各トラックの定位を設定する。下図は、左右のデータがそれぞれ1つのモノトラックに分かれている場合の設定。
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