リズムマシンとシンセを統合したダンスミュージック制作楽器 Circuit を拡張する新ツール

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Novation ( ノベーション ) Circuitにあらたな機能をもたらす、Circuit Components (サーキット・コンポーネンツ)が発表されました。

PCやデバイスを使用せず単体動作するNovation Circuitは、同ブランドを代表するNovaサウンドシンセエンジンを搭載したグルーヴボックスです。
スピーカー内蔵、電池駆動可といった、PCを使わない制作スタイルにフィットした商品でもあり、かつAbleton LiveをはじめとしたDAWとの連携にも長け、昨年のリリース以降幅広いユーザーに支持され、各方面にて高い評価を得ています。

今回リリースとなったCircuit Componentsは、Google Chrome上で接続されたCircuitに、ユーザーより最も多くリクエストされていた、Sample importの他、パッチをオンライン上で保存、共有できるLibrarian機能、そしてこれら新機能をふくむファームウェアアップデートが行える無償のオンラインツールです。

Circuit Componentsをご利用いただくには、Circuitが接続されたGoogle Chrome環境にて、facebookもしくはGoogleアカウントでログインいただくのみです。

Circuit Componets 4つの新機能

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SAMPLE IMPORT -サンプルインポート-

Circuit上に任意のサンプルを
Circuitの64スロットに、ドラムやワンショット、クリック、コード、サンプル、シンセ音など、最大60秒分の任意のサンプルをインポートが可能となります。

自由にインポート
MP3あるいはWAVファイルであれば、インポート時にサンプルをCircuitに適したフォーマットに自動的に変換します。

サンプルパックとシェア
“サンプルインポート”はエクスポートも出来ます。任意のコレクションを作成し、最大64サウンドを一つのファイルとして保存でき、バックアップとして保存、あるいは他のユーザーとシェアすることも可能です。

サンプルのインポートはとても簡単

  1. まず、Google Chromeを使用していることをご確認ください。
  2. Circuit Componentsサイトへアクセスし、FacebookあるいはGoogleアカウントを使用してログインします。
  3. ”Sample Import”を選択し、「New Sample Set」をクリックすることでグリッドパッドを開きます。Circuitの4ドラムパートのうち、どれか一つのパッチメニューを開いたときと同様の64スロットが現れます。
  4. それぞれのスロットに最大60秒のMP3あるいはWAVファイルをドロップするだけでインポートが可能です。
  5. サンプル数個だけを入れ替えたいときは「Load Default Samples」を選択し、任意のサンプルを入れ替えて新たにパックを作成することも可能です。
  6. スロットをクリックすると、ブラウザ上でサンプルを聴くことが可能です。
  7. 任意のサンプルをドロップしたら「Send to Circuit」をクリックすれば完了です。もしくは「Download As File」をクリックし、名前を付けて保存。保存したファイルを他の人とシェアすることも可能です。
  8. その場合、シェアする相手に「Upload Sample Set」をクリックして、あなたのサンプルをインポートするよう伝えてあげましょう。

EDITOR -エディター-

Nova伝統のサウンドにフルアクセス
Circuit搭載のパワフルなポリシンセ2台のどのパラメータにもアクセスできます。

マクロをミックスアップ
複数の処理をしながら、シンセのパラメータにフルでアクセスできるだけではなく、Circuitの8つのマクロコントロールノブをパッチごとにカスタマイズできます。

誰でも使える”エディター“
Circuitの”エディター“は今までのエディターに更なる機能向上が加えられ、PCでもMacでもスタンドアローンで動作します。

パッチをシェア
Circuit ”エディター“はユーザーが作成したパッチをローカルのコンピュータに保存できること加えて、ほかのCircuitエディターをインストールしているユーザーと、パッチを共有することも可能です。

LIBRARIAN -ライブラリアン-

セッションのバックアップ
Circuit内の32セッションすべてをクラウドにバックアップでき、オンライン環境であればどこからでもセッションをリコールできます。

容易なCircuitバックアップ

  1. まずGoogle Chromeをお使いであることを確認してください。
  2. Circuit Componentsサイトを開き、FacebookあるいはGoogleアカウントを使用してログインします。
  3. 「Librarian」を開きます。
  4. 「Backup Circuit」をクリックすると、あなたの作成した32セッションが保存されます。

FIRMWARE -ファームウェア-

サンプルインポート、エディター、ライブラリアンといった「Circuit Components」を使用するには最新のファームウェアをインストールしておくことが必須となります。

最新ファームウェアCircuit v1.2 には、バグフィクスだけでなく新機能も含まれています。

これらはユーザーからの声に応えて加えられた機能だけでなく、Novationチームのアイディアから生まれたものもあります。

他のコントローラと接続して楽しむ
Circuitに接続した外部楽器で演奏したMIDIノートをクロマチック、あるいは任意のキーやスケールでMIDIレコーディングいただけます。加えて外部MIDIコントローラからCircuitのマクロコントロールを操作、オートメーションの保存も可能。iPadも使用可能です。

Ableton Liveと楽しむ
CircuitとLiveをオートシンクさせ、セッションからMIDIを容易に録音できます。数クリックの手順だけでテンポ、タイム、キーも同期します。AbletonからMIDIトラックを一つのキーで録音し、あとからCircuit上のボタンを2つ押すだけで変更することも可能です。

モメンタリレコーディング
Recordボタンを長押している間のみノートを足したり、オーバーダブしたり、マクロを足すことが出来るモメンタリレコーディングに対応します。

ステップエディット
オートメーションがステップバイステップでさらに操作しやすくなりました。ヒットごとにドラムのピッチを変えられ、シーケンスのノート1つ単位にエフェクトを加えられます。トラック内のステップごとにサウンドを変えられるので、任意、あるいは偶発的なサウンドの構築など、可能性は無限に広がります。

外部機器からのプリセットセレクト
MIDIプログラムチェンジメッセージを使用して、Circuit内蔵のシンセ2パートを切り替えることができます。またMIDI CCメッセージを使用してCircuitの4つのドラムを遠隔で切り替えることもできます。あらゆるMIDI操作から可能です。

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novation CIRCUIT(サーキット)

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