こんにちは、津田沼パルコ店スタッフの伊藤です。
突然ですが、皆さんはヘッドセットマイクってご存知ですか?
文字通り頭に装着して、左右どちらかからマイクが飛び出してきているマイクです。
アイドルやエアロビのインストラクターが装着しているマイクと言うと、イメージしやすいかもしれません。
両手を使ってパフォーマンスをするパフォーマーに加え、ドラマーやボーカリスト・また動きながらコーラスを行う楽器のプレイヤーなどヘッドセットを使用しているアーティストは数多くいます。
更にヘッドセットマイク最大の利点として、常に口元にマイクがあるので動いていても一定のレベルで声の収音が出来る点が挙げられます。
ただ、使用している人のお話を聞いていると「外れないか心配」「着けていると、骨に当たって少し痛い」「音質が少し不安」といった不安要素を持ちながら使用しているといった話もちらほら・・・
今回のレビューでは、そんなヘッドセットマイクのイメージを払拭する脅威のヘッドセットマイクをご紹介します。
DPA d:fine88
このヘッドセットマイク、まず目が行くポイントが耳元イヤーフックのクルクルですよね?
このイヤーフックはゴムのような柔らかい柔軟性のある素材で作られて、どんな耳の形状にも簡単にフィットします。
また、素材自体は柔らかいですがイヤーフック自体が最初の形に戻ろうとする性質上、外れにくいのも特徴です。
しかも着脱も簡単なので、かなり便利です。
実際に装着すると、こちらの写真の様になります。
イヤーフックが伸びて、耳にフィットしています。
音質比較
次に音質です。
ここでは、SHUREのSM58と今回ご紹介しているDPAのヘッドセットマイクd:fine88(単一指向性タイプ)を同時録音したナレーション音源で聞き比べてみましょう。
どちらも、オーディオインターフェース(steinberg / UR44)に直挿しで録音しています。EQはフラットな状態です。
DPA / d:fine88 男性ナレーション
SHURE / SM58男性ナレーション
DPA / d:fine88 女性ナレーション
SHURE / SM58女性ナレーション
いかがでしょうか?この2本のマイク、違いがハッキリと解ると思います。
d:fine88は、すっきりと声が通っていて非常に聴き易い印象があります。これであれば、特にEQ処理をせずに使用しても全く問題なさそうです。
SM58は、やはり聴き慣れた音といった印象ですが近接効果の影響もあってd:fine88と比べると中低音の膨らみが出ていまね。
またSM58に限らずハンドヘルドタイプマイクは性質上、実際にマイクから離れた場合のレベル差や音質補正等は必須になると思います。
重量
次に重さです。
このマイク、なんと重さが襟元用のクリップ込で11g!
11gどれくらいの重さかというと、単4電池が11g~12gです。
これは脅威の重さです。実際に着けていても重さはほとんど気になりません。
実際に、録音時装着してもらった際にもかなり軽いという感想がありました。
ワイヤレスマイクとの互換性
このヘッドセットマイクですが、使用方法としてはワイヤードで直接ミキサーやオーディオインターフェースに接続するかワイヤレスで使用する方法になります。
ワイヤードでの使用の場合は別売のXLRコネクターへの変換が必要となります。
ワイヤレスで使用する際も、同様に変換コネクターが必要となりますがワイヤレスマイクの場合メーカーや機種毎にコネクターの仕様が異なってきます。
主な変換アダプターはこちらです。
ただし、各メーカー機種違いで現在約80機種以上のワイヤレスマイクへの対応が確認されています。
上の表は、あくまで参考までのリストですので実際にご使用になる際、ご購入を検討されるお客様は、事前に私・伊藤までご相談下さい。
カラーバリエーション
カラーバリエーションがあるのも、このヘッドセットマイクの特徴です。
マイク本体で3つのカラーからお選び頂けます。
ベージュ
ブラック
※画像はシングルイヤータイプです。d:fine88はベージュ同様デュアルイヤータイプになります。
茶
交換用ウインドスクリーン
交換用ウインドスクリーンは、マイク本体のカラーバリエーションに白を加えた4つのカラーバリエーションです。
総評
今回ご紹介したDPAのヘッドセットマイクですが、実はPAや映像の業界では超定番マイクです。
テレビを見ていて見ない日は、ほとんどと言ってありませんし海外ではニュース番組でキャスターが装着していたりもします。
また、コンサートやイベント等でもかなりの頻度で登場してくる超定番機種です。
プロ仕様かと思われがちなこのマイクですが、用途に応じて変換パーツやアクセサリーも豊富に揃っていますので現在お持ちの機材へのマッチングも期待出来ます。
過去にご購入頂いたバンドマンのお客様からも、「使用時のストレスが全く無いのでプレイに集中出来る。」といった感想も頂いています。
やはり、マイクは声を拾う上で最も重要なセクションと言っても過言ではありませんので、是非お試し頂いて音質だけでなく使い勝手の処も堪能して頂ければと思います。
DPA / d:fine関連動画
DPA / FID88F00-M2
(税抜)¥80,000 (税込 ¥88,000)JAN : 2370000229410

津田沼パルコ店デジタル担当 伊藤(いとう)
マイク、ミキサー、ヘッドホンが得意分野です。マイクやヘッドホンは、本当に選び方に人柄が出る面白い機材です。今まで以上に品揃えも充実しましたので、是非皆様に合ったマイク・ヘッドホン選びのお手伝いをさせて下さい!ミキサーのご相談も大歓迎です!

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