こんにちはサカウエです。このところローランドさんのINTEGRA-7、コルグさんのKROMEといい、ハードシンセ界隈が熱いですね。
ところでヤマハさんはどうしたのかなあ?と思っていた矢先、ついに出ましたミュージック・シンセサイザー『MX49』&『MX61』
待ってました(!)というわけでヤマハ様に無理を言って、「日本にはまだ数台しかない」という貴重な『MX49』を試奏させていただく機会をいただきました。
今回はそのリポートをお送りさせて頂きます。
軽量・コンパクト、持ち運びしやすいデザイン
ジャーンこれです(写真はMX49)
(『MX49』と『MX61』は鍵盤数が違うだけでその他の機能は全く同等です)
さてMXシリーズのキーワードは「気軽に持ち運ぶ即戦力シンセサイザー」
ということで、そのファーストインプレッションは「とにかく軽い!コンパクト」なんと『MX49』は3.8kg『MX61』4.8kg、ちょっと前のラップトップ・コンピュータ並ですね。
ヤマハさんいわく「ミニチュア・ダックスフント並」とのことですが、犬を飼っていないワタクシにはイマイチ実感わきませんが、軽いんだという気持ちは伝わってきました。チワワとかラブラドール・レトリバーって何キロくらいあるのか気になりますが・・ともかく、これなら女子高生の方も気軽に練習やリハスタに持って行けますね・・毛も抜けないし。
でも「超軽量」は良いけれど肝心の音はどうなんでしょう、気になりますねー
バンドで即戦力となる1,000音色を内蔵
ということで早速試奏。今回は限られた時間でしたので、MXサウンドのほんの一部のご紹介になりますがお許しくださいませ。
MX49を弾いてみました
いかがでしょうか?MXシリーズはピアノ、エレピ、オルガン、といったバンドアンサンブル定番のキーボードサウンドから、最先端のシンセサイザーサウンドまで、ヤマハのフラッグシップシンセ「MOTIF」譲りの高品位サウンドをなんと1000音色も搭載しているのです。
音色もさることながらエフェクターのクオリティーも素晴らしいですね。特に艶のあるリバーブはさすがヤマハさんという印象を持ちました。
簡単で使いやすいユーザーインターフェース
『MX49』『MX61』の使い方はとにかく超カンタン。楽器の種類や音のキャラクター別に 分類された16個のカテゴリーボタンで目的の音色を簡単に選択できます。
非常に使いやすいユーザーインターフェースですね。動画でもご紹介しましたが、2つのボイスを重ねて鳴らすレイヤー機能や、鍵盤の音域によって分けて鳴らすスプリット機能をワンタッチで設定できます。さらに、4つのノブを使うことで、全部で12種類の機能をリアルタイムにコントロール可能です。シンセらしいパフォーマンスもバッチリ。
シーケンサーは内蔵していませんが、リズム・パターンやアルペジエーターを使ったセッション・プレイも可能になっています。
USB Audio/MIDIインターフェースを搭載、DAWソフトウェアを使った音楽制作に対応
さてこのMXシリーズですが、背面にはちゃんとUSB端子が備わっています。
MXシリーズとパソコンをUSBケーブルで接続することで、MIDIデータだけでなく本体のオーディオデータもコンピューター上のDAWソフトウェアとやりとりすることができるようになります。つまりMXシリーズは音楽制作に最適なMIDI音源として使えると同時に、MIDI/オーディオ・インターフェースとしても機能するわけですね。DAWソフトウェア「Cubase AI 6」も同梱されていますので、パソコンがあればMXシリーズだけで音楽制作をはじめることができるというわけで、まさに至れり尽せり。
「気軽に持ち運ぶ即戦力シンセサイザー」
というわけでMXシリーズは
- ライブやリハーサルでシンセを気軽に持ち運びたい方
- 軽音サークルに入ったピアノ経験者
といった方には特にお勧めのシンセサイザーではないでしょうか。
ファースト・キーボードとしてはもちろんのことステージピアノに乗っけて二台目シンセとしても最適ですね。
きっとバンドの新戦力となること間違いありません。
販売価格
MX-49
(税込) ¥72,600 (税抜 ¥66,000)
JANコード:4957812606479