Hammond Organ ( ハモンド・オルガン ) が、新音源「Virtual Electro Mechanical」(VEM)を搭載したステージ/ホーム向けXK-7シリーズ、1段鍵盤モデル「XK-7」と2段鍵盤モデル「XK-7D」を発売します。
- 新モデリング音源「VEM」で、ヴィンテージB-3の電気的挙動や個体差までリアルタイム再現
- 新設計「6 Contacts Long(6L)鍵盤」採用。6接点×ロングキーでレスポンスと打鍵感をヴィンテージライクに
- 1段「XK-7」と2段「XK-7D」を同時展開。11ピンレスリー端子や充実の内蔵エフェクトで現場対応力を強化
XK-7シリーズ
XK-7/XK-7Dは、トーンホイールオルガンの魅力として語られてきた音の揺らぎや電気的なノイズ、和音時の微細な変化といった要素まで、リアルタイムのモデリングで捉える新音源「Virtual Electro Mechanical(VEM)」を搭載したフラッグシップのコンボオルガンです。
また、新設計された「6 Contacts Long(6L)鍵盤」により、軽く触れたときの発音のニュアンスや、ゴーストノート/グリッサンドを含む演奏表現のレスポンスを追求。11ピンのレスリー端子、進化したレスリーシミュレーター、複数系統の内蔵エフェクト、そしてヴィンテージの“個体差”に踏み込むカスタム機能まで備え、ステージ即戦力と作り込みを両立できるように仕上げられています。

ビンテージB-3の挙動を再現するVEMエンジン
ハモンド「B-3」をはじめとするヴィンテージのトーンホイールオルガンは、和音を鳴らしたときに内部の電流の流れ方や電圧変化が音へ影響し、微細な揺らぎやノイズとして立ち上がる。その「整いすぎない質感」が魅力です。XK-7/XK-7Dの新音源VEMは、こうしたアナログ回路を含む動作をリアルタイムにモデリングし、和音演奏でもヴィンテージサウンドを忠実に再現します。
さらに、トーンホイールの偏心によって音量が変化する物理的現象までモデリングされていて、鍵盤の押し込み方や和音の作り方といった弾き方の違いが、微細な揺らぎやノイズ感の変化として音に反映される設計です。音色をきれいに固定するのではなく、演奏の手触りがそのまま音の表情に結びつく点が、このVEMの特徴と言えるでしょう。
※下記の動画はハモンドオルガン「XK-7D」とヴィンテージオルガン「B-3」の聴き比べです。
トランス&真空管プリアンプの“にじみ”を追加
ヴィンテージオルガンのサウンドを語るとき、トーンホイールだけでなく、マッチングトランスや真空管プリアンプ「AO-28」の存在も欠かせません。これらは単なる音量調整や接続のための回路でありながら、独特のにじみやコンプレッション感、押し出しの強さを音に加えてきました。XK-7/XK-7Dはそこに着目し、トランスおよびAO-28をモデリング技術で再現します。輪郭の立ち方に加え、アタックの密度や中域の粘りといった弾いたときの手触りにもつながる温かさと迫力感を狙った設計です。
加えて、ドローバーの王道サウンドに留まらず、イタリア/イギリス/日本のトランジスタ・コンボオルガンのサウンドも搭載。パイプオルガンも備え、40種類のパイプストップからセットを構築して記憶できます。

6接点鍵盤で微細なニュアンスまで演奏表現
新設計の「6 Contacts Long(6L)鍵盤」は、各キーに6つの接点を設けたXKシリーズ最多の多接点仕様です。ヴィンテージが採用してきた9接点の発想を踏まえ、押し込みの途中に生まれるニュアンスまで演奏表現として扱えるレスポンスを狙っています。たとえば、ゴーストノートを交えたパラディドル的な粒立ちや、手首を回転させながら行う「エロール・ガーナー」スタイルのグリッサンドといった、オルガンならではの動きの大きい奏法でも反応を引き出しやすい設計です。
さらに鍵盤長をヴィンテージと同設計にし、支点から打鍵位置までの距離も合わせることで、タッチのレバー感を含めた感触を追求。弾きやすさだけでなく、狙ったニュアンスを音へつなげるための鍵盤設計と言えるでしょう。

レスリーと内蔵エフェクト、オルガンを細かく調整できるカスタム機能
XK-7/XK-7Dは、いずれもフルセット・ドローバーを装備し、11ピンのレスリー端子でレスリースピーカーへ直接接続が可能です。レスリーが使えない環境では、内蔵のレスリーシミュレーターが活躍します。キャビネット内で音が反射する現象のモデリングを含めてリアルさを高め、マイクタイプの選択やマイキング位置を真横にする設定も用意。ジャズからロックまで、狙いに合わせてセッティングを詰められる設計です。
内蔵エフェクトは系統の異なる2基構成です。ME1はトレモロ/ワウワウ/リングモジュレータ/コンプレッサー、ME2はオートパン/フェイザー/フランジャー/コーラスを搭載。ディレイ/リバーブも独立して備え、リバーブはレスリーの前段/後段を選択できます。

さらにVEM音源を基盤に、ヴィンテージの個体差や状態を追い込むカスタム機能も搭載します。トーンホイールのワウ・フラッターや偏心による揺れ、リーケージ量などを調整でき、鍵盤の発音タイミングを扱うカスタムコンタクトや、ペダルパートのレジストレーションを作り込む機能も用意。モデルは1段鍵盤の「XK-7」と2段鍵盤の「XK-7D」の2種で、機能は基本的に共通です。演奏スタイルに合わせて1段/2段からを選ぶことができます。




ラインナップ
XK-7
1段鍵盤モデル

XK-7D
2段鍵盤モデル


主な仕様
- 製品の仕様やデザイン、動作環境などは予告なく変更することがあります。
| 鍵盤 |
XK-7:73鍵(61鍵+12プリセットキー)、ロングキー、ウォーターフォールスタイル、仮想マルチコンタクト(6接点) XK-7D:73鍵(61鍵+12プリセットキー)、ロングキー、ウォーターフォールスタイル、仮想マルチコンタクト(6接点)×2 |
| 消費電力 | AC100V 50/60Hz 15W |
| 音源 | VEM 同時発音数:61(手鍵盤パート)、25(ペダルパート) |
| オルガン・セクション |
【パート】3(Upper, Lower, Pedal) 【ドローバー】5組(Upper:2組9列、Lower:2組9列、PEDAL:1組2列) 【オルガンタイプ】6(TW, Mellow, Vx, Farf, Ace, Pipe) 【パーカッション】ボタン:オン、ボリュームソフト、ディケイファースト、サードハーモニック 【その他】仮想マルチコンタクト、サスティン |
| エフェクト |
【パッチ】ビブラート&コーラス、マルチエフェクト1、マルチエフェクト2、プリアンプ、レスリー、イコライザー、ディレイ/リバーブ 【マスター】マスターイコライザー |
| キーマップ |
【インターナル ゾーン】トランスポーズ、オクターブ、スプリット(XK-7のみ)、ペダル・トゥ・ロワー、ロワー・トゥ・ペダル 【エクスターナル ゾーン】Upper:3ゾーン、Lower:2ゾーン、Pedal:1ゾーン |
| パッチ |
【フェイバリット】10バンク×10ナンバー 【パッチ】ファクトリー100、ユーザー100、アジャストプリセットA♯/B 【カスタムトーンホイール】ファクトリー4、ユーザー4 【カスタムペダルレジストレーション】ファクトリー4、ユーザー4 【カスタムコンタクト】ファクトリー3、ユーザー3 【カスタムパイプ】ファクトリー4、ユーザー4 【カスタムキャビネット】ファクトリー10、ユーザー10 |
| コントローラー | アサインつまみ1/2/3、アサインボタン1/2/3(XK-7Dのみ) |
| ストレージ | USBメモリー |
| ディスプレイ | 320×240ピクセル |
| 外部端子 |
【MIDI】ペダルイン、ロワー/アザーイン(XK-7)、アザーイン(XK-7D)、アウト 【USB】トゥ ホスト 【H-BUS】トゥ キーボード/ペダル 【オーディオ】ラインアウトL/モノ、R、ヘッドフォン、ロータリーアウト、ベースアウト 【レスリー】11ピン(1又は3チャンネル対応) 【その他】レスリースイッチ、フットスイッチ1、フットスイッチ2、EXPペダル(EXP-100、フォン)、ACインレット |
| 寸法 |
XK-7:W118.4×D39.9×H12.8cm XK-7D:W118.6×D56.6×H19.2cm |
| 重量 |
XK-7:18.3kg XK-7D:31.3kg |
| 付属品 |
XK-7D:ACコード、2P-3P変換器、ゴム脚×4、タッピングねじ×4 XK-7:ACコード、2P-3P変換器 |
| 備考 | ゴム脚とタッピングねじは、スチールスタンドST-XLK5に搭載する際にご使用ください。 |
発売日
2026年3月7日
キャスター付ソフトケース(SCC-XKD&SCC-XKS):2026年1月27日
販売価格・ご購入はこちら
- 価格は予告なく変更となる場合がございます。実際の販売価格はオンラインストアの表示価格および最寄りの店舗でご確認ください。
| 品名 | 販売価格 | リンク |
|---|---|---|
| XK-7 100V JANコード:4939334657016 | ¥480,000(税込) | オンラインストア |
| XK-7D 100V JANコード:4939334657115 | ¥700,000(税込) | オンラインストア |







