YAMAHA MODX M6/M7/M8登場!約7年ぶりにアップデートされた待望の次世代シンセサイザー!

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YAMAHA MODX M6/M7/M8登場!約7年ぶりにアップデートされた待望の次世代シンセサイザー!

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

こんにちは、島村楽器名古屋パルコ店の立浦です。
YAMAHA社よりMODX+の後継モデルとなる新たなシンセサイザー 「MODX Mシリーズ」 が約7年ぶりに登場しました!

注目ポイント・アップデートされた点
  • 約7年ぶりのメジャーアップデートモデル、最上位機種「MONTAGE M」と同系のOS/UIを搭載。
  • MONTAGE Mの音源システムも継承しAWM2、FX-Xに加えAN-X(アナログモデリング)も新規搭載
  • 物理ボタンやフェーダーが大幅に増強され直感的な操作が可能に、CPUも強化され、画面操作・音色切替が高速化。
  • 鍵盤も従来モデルから改良(MODX M6/M7はFSB鍵盤、MODX M8は改良版GHS鍵盤)
  • 軽量コンパクトなボディによる優れた可搬性
  • 『MODX M』の音源部すべてを再現したソフトシンセサイザーを用意(2026年初頭に提供開始)

約7年ぶりのメジャーアップデート!

MODX Mシリーズは、2018年発売の初代MODX、そして2022年のマイナーアップデート版であるMODX+を経て登場した、待望のメジャーアップデートモデルです。
従来の“MODX”というシリーズ名に加え、最上位機種MONTAGE Mと同じく“M”という文字が型番に加わっていることからもお分かり頂ける通り、MONTAGE M 直系のOSやユーザーインターフェイスを搭載し進化を遂げた新作シンセサイザーです。

外観もMONTAGE Mに近く、上位機種を思わせる上質なデザイン、軽量・高機能を両立したMODXのコンセプトを保ちながら、性能・操作性の両面で大幅な進化を果たしています。
早速ご紹介していきましょう!

ラインナップや鍵盤仕様

YAMAHA MODX Mシリーズのラインナップは以下の3モデルです。

・MODX M6
882 (W) × 347 (D) × 117 (H) mm、6.6 kg

・MODX M7
1,089 (W) × 347 (D) × 117 (H) mm、7.6 kg

・MODX M8
1,310 (W) × 391 (D) × 152 (H) mm、13.6 kg

前モデルとほぼ同等の軽量設計で、可搬性の高さは健在です。

鍵盤にはMODX M6/M7は同社のCKシリーズでも好評を得ているFSB鍵盤を、M8は改良版GHS鍵盤を採用。
弾き心地の安定感がさらに向上し、よりプレイヤーの表現を引き出す仕様となっています。
※アフタータッチは非搭載

それぞれのモデルに専用のケース(別売)も用意されています。
※『SC-MODX M6』『SC-MODX M7』 は背負って持ち運べるバックパックタイプ 、『SC-MODX M8』 はキャスター付きタイプ

最上位モデルMONTAGE M譲りの直感的なユーザーインターフェイス



MODX+とMODX Mのパネルレイアウトを並べて比較してみると上記ような感じ。
おなじみのSUPER KNOBをはじめ、主要なレイアウトを継承しつつ、音色のボリュームなどを操作するフェーダーが4→8本に、またパフォーマンス音色内の設定を瞬時に切り替えるSCENEボタンも4→8つ、他にもフェーダー下にパート切り替えのためのボタンや中央画面下に新たにコントロールノブが6つ追加されるなど、物理的なボタン・ノブ・フェーダーが大幅に増強されました!



今まで画面をタッチして行なっていた、音作りや音色切り替え・コントロールを行うセクションが直感的で演奏中にストレスなく操作が行えるようになっています。



内部のCPUも強化されているため、タッチパネルの反応感や音色の切り替え速度なども向上。
ライブパフォーマンスでの操作性が格段に向上している点は、現場プレイヤーにとって大きな魅力ですね!

音源システム ― 3音源による圧倒的表現力

MODX Mの最大の進化ポイントの一つが、この音源システム。
外観同様、こちらもフラグシップモデルのMONTAGE Mと同じく、従来のAWM2、FM-X音源に加え、AN-X音源を搭載。

  • AN-X(アナログモデリング音源)
    新たに追加された AN-Xエンジン は、往年のアナログシンセの音作りを物理的な振る舞いまでシミュレート。 発振器の揺らぎや電圧変動による微妙なピッチの揺れ、フィルターのドライブ感など、本物のアナログ機材特有の「生きた音」を再現します。 3基のオシレーターに加え、ユニゾンやクロスモジュレーション、リングモジュレーションも搭載。 ウォームなパッドから鋭いリードまで、サウンドに「太さ」と「抜け」を与え、アナログシンセサイザーさながらの重厚で多彩な音作りが可能になりました。
  • FM-X(FM音源)
    YAMAHAが世界に誇るFM音源もさらに進化。8オペレーター構成で、従来のFMサウンドに比べて圧倒的な厚みと広がりを実現しています。複雑な倍音構成や、エレクトリックピアノ・ベル・ベースなど、立体的で存在感のあるデジタルトーンが作成可能。演算処理の向上により、アナログエミュレーションとはまた違う「抜ける高域」と「深い低域」を両立しており、FM音源ならではのクリアさを保ちながら、より温かみのある質感を得られます。
    80年台を代表するあのエレピサウンドから、現代のシーンでも通じるFMサウンドを取り扱うことができます。
  • AWM2(サンプリング音源)
    YAMAHAの伝統的なPCM音源。ピアノやエレピ・ストリングス、ギター・ベースや管楽器などの生楽器系をはじめ、様々な音色を収録しており、今回のMODX Mでは波形メモリ容量が従来の約2倍、10.7GB まで拡張され、より多種類かつ高解像度な音色を内蔵しています。
    さらに、 従来のMODX/MODX+では1パート=最大8エレメントだったのが、128エレメントに増強。
    ※エレメント=1つの音を構成する“最小単位”でサウンドを作るための音の素材(部品)のようなもの
    例えばこれにより、同じ音色でも、MODX/MODX+では複数のパートを重ねなければならないのに対し、MODX Mでは僅か1パートで完結できています。レイヤー・スプリットにおいて、よりリッチで複雑なサウンドを余裕を持って構築することが出来るようになりました。

異なるサウンドエンジンを統合的に使え、あらゆるジャンルの音色を演奏できるのもMODX Mの大きな魅力ですね!

音色のサーチ画面もMONTAGE Mと同様に左に音色カテゴリー、右にそのカテゴリー内の音色一覧が表示されるようになっており、従来よりも更に分かりやすくなり、目的のサウンドをより素早く探し出すことが可能になりました。

音色カテゴリーだけで無く、“Attribute”というセクションからAWM2、FM-X、AN-Xなどの音源ごとに検索をかけることも可能!
さらにMODX Mは旧MODXやMONTAGEシリーズはもちろん、旧フラグシップであるYAMAHA MOTIF(XS/XF)とも音色やパフォーマンス等のデータの互換性があります。
つまり、旧モデルやフラグシップモデルで作成した音色もMODX Mの中で再現したり、データを移行して使用することができちゃうわけです!!「ウチのMOTIF、気に入ってるけど古くなってきたからそろそろ乗り換えたいな…。でもまた1から音作りするの面倒だな」という方や「MONTAGEを持っているけど重いし高級だから持ち運びに気を遣う…いつもの練習にサクッと持っていける軽くて高品質なシンセが欲しいな」という方にも、まさにうってつけのご選択と言えましょう!

EXTENDED SOFTSYNTH PLUGIN for MODX Mに対応で楽曲制作にもおすすめ

MODX Mは単なるハードシンセにとどまらず、専用のソフトウェア版シンセサイザー「Extended Softsynth Plugin(ESP) for MODX M」に対応予定(2026年初頭に対応予定)
これはMODX M をパソコンの中のソフトシンセとしてそのまま使えるようにするプラグインで、新規ご購入者のみ入手可能!

ESP for MODX Mがあれば、例えば外出先などPCのみでも音色のエディットやMODX Mの音を使用した楽曲の構築ができてしまします!
他にもMODX MはMODX Mは、Steinberg社のDAWソフトCubaseとの親和性も高く、Cubase用のMIDIコントローラーとしても機能、また、USBオーディオ/MIDIインターフェイス機能(最大96kHz/5ステレオ)を有していたり、1万種類以上のアルペジエーターやフレーズ機能なども搭載しており、また、スタジオ制作とステージ演奏をシームレスに繋げることが可能です!

いかがでしたでしょうか。MODX Mシリーズ、まさに正統進化した新世代シンセですね!

島村楽器の対象店舗では、発売に合わせ実機展示も行います。
気になる方はぜひ店頭で体感してみてください!

特徴まとめ

  • バーチャルアナログ音源を新搭載。独創的なサウンド創造とダイナミックな演奏表現が可能に
  • サウンドに躍動感を与えるコントロール機能とユーザーインターフェース
  • 軽量コンパクトなボディによる優れた可搬性
  • 『MODX M』の音源部すべてを再現したソフトシンセサイザーを用意(2026 年初頭に提 供開始)

キャンペーン情報

限定サウンドライブラリー プレゼント

『MODX M シリーズ』の発売を記念して、『MODX M シリーズ』『MONTAGEM シリーズ』をご購入しヤマハミュージックメンバーズにご登録頂いたお客様に「“ヤマハ レジェンダリー シンセ&キーボード“ サウンドライブラリー」(氏家克典氏による音色解説テキストファイル付)ほか『MODX M シリーズ』『MONTAGE M シリーズ』共通ライブラリーを提供するキャンペーンを実施いたします。
実施期間・お申し込み方法詳細は、キャンペーンサイトをご確認ください。

https://jp.yamaha.com/products/contents/music_production/modxm_welcome/index.html

学生限定!キーボードケースプレゼント

実施中の『学生限定!キーボードケースプレゼント』キャンペーンにつきまして、CK シリーズ、MODX+シリーズに加え、新たに『MODX M シリーズ』も対象シリーズに追加致します。期間中『MODX M』シリーズをご購入いただいた学生に、専用ソフトケース「SC-MODX M」を提供するキャンペーンをプレゼントいたします。
実施期間・お申し込み方法詳細は、キャンペーンサイトをご確認ください。
https://jp.yamaha.com/news_events/2022/music_production/

主な仕様

  1. バーチャルアナログ音源を新搭載。独創的なサウンド創造とダイナミックな演奏表現が可能に
    『MODX M シリーズ』の最大の特長となる「MotionControl Synthesis Engine 」は、フラッグシップモデル「MONTAGE M シリーズ」同様、「ハイブリッド音源」と多彩なコントロールソースで複雑な音の連続変化を実現する「Motion Control(モーションコントロール)」を組み合わせたトータル音源システムです。
    音源システムの核となる「ハイブリッド音源」には、「MONTAGE M シリーズ」と同じサウンドエンジンである、アコースティック楽器からシンセサウンドまで原音の高い再現性と自然で豊かな表現を得意とした「AWM2」音源(最大 128 音ポリフォニック)と、滑らかでダイナミックな音変化を得意とする「FM-X」音源(最大 128 音ポリフォニック)を搭載。さらに、アナログシンセサイザーの微細な振る舞いまでをすべてデジタルで完全再現したバーチャルアナログ音源「AN-X」(最大 12 音ポリフォニック)を新たに搭載したことで、従来モデル以上に独創的な音作りとダイナミックな演奏が可能になりました。
  2. サウンドに躍動感を与えるコントロール機能とユーザーインターフェース
    サウンドを変化させる複数のパラメーターの動きを一つ のノブ操作だけでコントロールができる「Super Knob(スー パーノブ)」や、『MODX M シリーズ』の膨大なパラメータ ーを一つひとつシーケンスに沿って制御し、音色を変化させ られる「モーションシーケンス」といった「モーションコン トロール」機能を駆使することにより、アーティストが追い求 める自分だけの独創的で個性的なパフォーマンスを実現しま す。
    ユーザーインターフェースの中心には視認性・操作性に優 れたタッチパネルを配置した他、新たにパネル下部に 6 つの ディスプレイノブや、8 本のフェーダー(従来モデルから倍 増)を搭載。演奏しながらでも手元のツマミでパラメーター を今まで以上にコントロールできるようになり、サウンドに 生き生きとした躍動感を与えます。
  3. 軽量コンパクトなボディによる優れた可搬性
    日常的に楽器を持ち運ぶアクティブなキーボーディストのために、本体の質量は61鍵モデルが6.6kg、 88 鍵モデルでも 13.6kg と、同クラスのシンセサイザーとしては非常に軽量に抑えられています。
    『MODX M6』は 61 鍵、『MODX M7』は 76 鍵のセミウェイテッド FSB 鍵盤、『MODX M8』は 88 鍵の GHS 鍵盤を採用し、軽量設計でありながら本格的な弾き心地を実現しています。
    さらに専 用オプション品(別売り)として、『MODX M8』には安定性の高いキャスター付きソフトケース 「SC-MODX M8」、『MODX M6』『MODX M7』にはそれぞれ背負えるバックパックタイプのスト ラップ付きソフトケース「SC-MODX M6」「SC-MODX M7」を用意しています。
  4. 『MODX M』の音源部すべてを再現したソフトシンセサイザーを用意(2026 年初頭に提 供開始)
    『MODX M シリーズ』には、ライブと音楽制作両面での活用・連携を強めるクローン・ソフトシンセイザー「EXPANDED SOFTSYNTH PLUGIN for MONTAGE M/MODX M」のダウンロードコードを同梱しています。ダウンロード開始時期は、2026 年初頭を予定しています。
仕様を見る
  • 製品の仕様やデザイン、動作環境などは予告なく変更することがあります。
MODX M シリーズ 仕様リスト

MODX M シリーズ 仕様

鍵盤

  • MODX M8: 88 鍵 GHS 鍵盤(イニシャルタッチ付き)
  • MODX M7: 76 鍵 セミウェイテッド FSB 鍵盤(イニシャルタッチ付き)
  • MODX M6: 61 鍵 セミウェイテッド FSB 鍵盤(イニシャルタッチ付き)

音源方式

  • Motion Control Synthesis Engine
  • AWM2: 最大 128 エレメント
  • FM-X: 8 オペレーター、88 アルゴリズム
  • AN-X: 3 オシレーター、1 ノイズ

ディスプレイ

  • 7 インチ ワイド VGA TFT カラー LCD(タッチパネル付)

接続端子

  • USB [TO DEVICE]、USB [TO HOST]
  • MIDI [IN]/[OUT]
  • FOOT SWITCH [ASSIGNABLE]/[SUSTAIN]
  • FOOT CONTROLLER [1]/[2]
  • A/D INPUT [L/MONO]/[R](標準フォーンジャック)
  • OUTPUT [L/MONO]/[R](標準フォーンジャック)
  • [PHONES](ステレオ標準フォーンジャック)

電源部

  • 電源アダプター PA-300C(出力: DC 16 V、2.4 A)
  • 消費電力: 19 W(電源アダプター PA-300C 使用時)

寸法・質量

  • MODX M6: 882(W)× 347(D)× 117(H)mm、6.6 kg
  • MODX M7: 1,089(W)× 347(D)× 117(H)mm、7.6 kg
  • MODX M8: 1,310(W)× 391(D)× 152(H)mm、13.6 kg

付属品

  • 電源アダプター(PA-300C)
  • クイックガイド(兼保証書)
  • Cubase AI Download Information(Cubase AI ダウンロードについて)
  • Expanded Softsynth Plugin for MONTAGE M/MODX M Download Information
  • About downloading manuals(マニュアルダウンロードのご案内)
  • Welcome カード

参考

その他の使用については、製品サイトをご参照ください:

発売日

2025年10月24日(金) ※2025年10月20日(水) ご注文受付開始

販売価格

  • 価格は予告なく変更となる場合がございます。実際の販売価格はオンラインストアの表示価格および最寄りの店舗でご確認ください。
品名販売価格
MODX M6
JANコード:4957812708647
¥170,500(税込)

品名販売価格
MODX M7
JANコード:4957812708708
¥198,000(税込)

品名販売価格
MODX M8
JANコード:4957812708760
¥247,500(税込)
品名販売価格
SC-MODX M6
JANコード:4957812711401
¥18,700(税込)

品名販売価格
SC-MODX M7
JANコード:4957812711418
¥19,800(税込)

品名販売価格
SC-MODX M8
JANコード:4957812711425
¥29,700(税込)

この記事を書いた人

名古屋パルコ店 シンセサイザー / DTM / DJ 担当 立浦(たてうら)

シンセサイザー、DTM、DJ等デジタル機材の事ならお任せください!逆に子育ての事、教えて下さい!

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