AMS Neveが世界初のオブジェクトベースのハードウェア/ソフトウェアプラットフォームであり、コンソールから直接3次元のアナログミキシングを可能にする「Genesys G3Dシステム」を発表しました。
Dolby Atmos認証
Dolby®とNeveの協業は長年に渡ります。両社の密接な協力のもと開発されたDFC3Dは映画制作でDolby Atmos 制作を牽引しました。そして再びDolby®との密接な協力のもと、NeveはDolby Atmosテクノロジーをリモートで制御できる、初のスタジオコンソールを開発しました。
三次元ミキシング
Genesys G3Dを使用して、音楽制作を三次元のDolby Atmos空間に拡張できます。 Genesys G3Dでは、アナログコンソールオーディオのオブジェクトベースのミキシングが可能で、118のオブジェクトのメタデータを複数の方法で制御できます。
タッチセンシティブエンコーダ
新しいSSDベースの64ビットコンピューターシステムなど、革新的なハードウェアアップグレードが行われています。また G3Dシステムの中心にある新しいG3Dモニターパネルには30セグメントのLEDヘイローがあり、一目で3D座標を把握できます。
プラグインベースのオートメーション
Neve GenesysはDAWベースのプラグインオートメーションの進歩に力を入れてきました。新しいG3Dシステムは、Genesys Control Pluginに3D位置パラメータを追加することで、DAW内からオブジェクトオートメーションを可能にし、この機能を拡張しています。
統合されたスピーカーマネジメント
G3Dシステムの完璧なDA変換は、Neve StarNet ADA16をG3Dシステムからリモートで制御でき、コンソールから直接Dolby Atmosスピーカーレベルを操作できます。 バイノーラル・ヘッドフォン・レンダリングは、Genesysの内蔵ヘッドフォンアンプに出力され、Dolby Atmosシステムをコンソールに統合し、外部機器の接続は不要です。
比類なきデジタルコントロール
Genesys G3Dハードウェアは、Dolby Atmos Rendererのための新しい専用のソフトウェアコントロールを装備しています。 ソフトウェア機能を触覚的なハードウェアコントロールに統合することで、コンソールからDolby Atmos Rendererを効率的に制御できます。
特長
- アナログオーディオをDolby Atmosフォーマットにミキシング
- メタデータ制御が可能な強力なオブジェクトベースのシステム(全118のオブジェクト)
- Genesys ControlPluginの拡張によるプラグインベースのオートメーションシステム
- コンソールからスピーカー出力をリモートで構成および制御(7.1.4、9.1.4、または9.1.6)
- オブジェクトオートメーションを向上させるためのタッチセンシティブロジケータ
- タッチセンシティブなロジケータによる、オブジェクトオートメーションの向上
- 専用のDolby Atmos Rendererコントロールスイッチで、触感のあるAtmosワークフローを実現
- コンソールからの3D制御により、Dolby Atmosモニタリングに対して「ハンズオン」なアプローチが可能
- バイノーラルヘッドフォンの信号経路を、コンソールのヘッドフォンアンプをDolby Atmosシステムに統合
仕様
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接続端子等
- 16x Analogue Line Inputs (2x D-Sub 25-pin Tascam Configuration)
- 16x Analogue Line Outputs (2x D-Sub 25-pin Tascam Configuration)
- Word Clock Sync In/Out
- Selectable Headroom from +18, +24, +26dB
- 2x Dante Ethernet ports (Primary & Secondary)
- 1x Communications Ethernet port
- xternal PSU
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電源仕様
- Voltage: 90-240V
- Current: 0.14A @240V, 0.33A @90V
- Heat Dissipation: 30 watts
発売日
未定
販売価格
未定