究極のフィジカル・モデリング・ベース音源 IK Multimedia MODO BASS 登場!試してみた

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こんにちはサカウエです。IK Multimediaがティーザー動画を公開していた「MODO」の正体はフィジカル・モデリング・ヴァーチャル・インストゥルメント「MODO BASS」でした!。さっそく試してみましたのでレビュー動画もぜひご覧ください!

2017/12/4追記:

IK Multimediaa、MODO BASS Ver. 1.5が公開されました。

新機能

5弦のMetalベース・モデル

ドロップ・チューニング時も低音の明瞭度を保つことのできるファンド・フレット機構により、多くのメタル奏者に愛用されているディングウェル・コンバスチョンNG2を参照したモデル。重低音から高音域まで音程感を失わず、ヘヴィーなギターに埋もれないサウンドは、メタル以外にもミックス内で抜けの良いベース・パートが欲しい時に重宝するでしょう。

6弦のImperialベース・モデル

ハイエンド・ベースとして定評のあるフォデラの6弦ベースを参照したモデルが追加されました。クリーミーで豊かなサウンドは、ファンク、ポップ、ジャズ・ロック、ラテン、オルタナティブ・ロックなど、幅広いスタイルにて存在感のあるベースを奏でます。

ドロップAチューニングに対応

メタルでよく使わえるドロップAチューニングに対応しました。特に、新しいMetalベース・モデルの37インチ・ローB弦をドロップAモードで弾くと、重厚で、安定感のあるサウンドが得られます。

6弦モデルを追加

Strings画面にて、4弦、5弦に加え、6弦も選べるようになりました。MODO BASS初期バージョンでも、4弦ベース・モデルにて5弦を選べたように、Imperialベースのみならず、MODO BASSに収録された14種類のベース・モデルのすべてで6弦を選択可能になりました。

新しいキースイッチ、MIDI CCアサイン画面

従来はA-1からA#0の間に固定されていたキースイッチを、自由にアサインできるようになりました。MIDIコントロール・チェンジのアサインとあわせて一覧できる画面により、「ハーモニクスはF0キースイッチ、弦を弾く位置はCC 3でコントロール」といったアサイン、演奏、オートメーションのレコーディングがこれまで以上に自由に設定できます。

MODO BASSバージョン1.5アップデートは、IK Multimediaユーザーエリアにて、すべてのMODO BASS登録ユーザーに無償で提供されます。

注)本記事内で記載されている仕様、画面や動画は開発中のものですので、発売される製品とは異なる場合があります。

ティーザー動画 MODO: Get ready for a new level of realism

ところで今思えばこの最初のティーザー動画にはちゃんと4本の弦が見えていましたね~これはおそらくDrop Dチューニング:-)

MODO BASS Trailer

MODO BASS」は、IK Multimediaが手がける初のフィジカル・モデリング・ヴァーチャル・インストゥルメントです。約8年前から、パドヴァ大学(創立1222年、ガリレオ・ガリレイ、ダンテ、ペトラルカが教えていた大学)と共同で開発が進められていたとのことです。

MODO BASSはベーシストの感覚で演奏者(奏法、弦を弾く位置など)、楽器(弦、ボディ、ピックアップなど各部位)の反応、出音にもこだわった、とにかく開発者のこだわり120%溢れるバーチャル・インストゥルメントとなっています。

12種類のベースのフィジカルモデリング音源を収録し、ありとあらゆるカスタマイズが可能

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一見してモデル名がわかる12種類の有名モデルのモデリング音源を搭載しており、それぞれ弦の数、種類、ゲージ、コンディション、ピックアップの種類等々、ありとあらゆるカスタマイズが可能となっています。どうやらIK Multimediaの開発者のチーフはベーシストらしいという話を聞いたことがありますが・・それにしてもこれ凄すぎです!

Model

ここでベース本体のモデルを選択します。'70s P-Bass、Höfner風、ジャズベ風、リッケン風・・といったベースの歴史を語る上で必須の有名モデルが目白押し。何のベースのモデリングなのかは美しいグラフィックを見れば一目瞭然ですね。

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搭載モデル

Bass-Models

  • 60’s P-Bass – Fender Precision Bass® アルダー・ボディ
  • 70’s P-Bass – Fender Precision Bass® アッシュ・ボディ
  • 70’s J-Bass – Fender Jazz Bass® アルダー・ボディ
  • Modern J-Bass – Fender Jazz Bass® アッシュ・ボディ
  • Devil Bass – Gibson® EB-0
  • Bass Man 5 – Music Man® StingRay 5-string
  • Rick n' Bass – Rickenbacker® 4003
  • Studio Bass – Yamaha® RB5
  • Violin Bass – Hofner® Violin
  • Thunder Bass – Gibson® Thunderbird
  • Japan Bass – Ibanez® Soundgear
  • Flame Bass – Warwick® Streamer

Strings

選択したベース本体ごとに弦の数(4、4 Drop D,5)タイプ(Round Wound、Flat Wound)、ゲージ(Heavy、Midium、Light)コンディション(New、Broken in、OLD)などが設定可能。これらの設定によりネック上をスライドした時の「スライド・ノイズ」のキャラクターが違ってくるというこだわり加減。

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「STRINGS」で設定可能なパラメーター

  • STRINGS:4弦、4弦(Drop D)、5弦
  • ACTION:Standard、High、Low
  • TYPE:Round Wound、Flat Wound
  • GAUGE:Heavy、Midium、Light
  • AGE:New、Broken in、OLD
  • TUNING:チューニング

Electronics

20種類のピックアップ(ブリッジ、ネックごと)の選択、回路(Active、Passive)、トーンコントロール等の調整が可能です。

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1つのピックアップしか装備していないオリジナルのモデルであっても、2つまでのピックアップを選択することができます。またピックアップの周波数レスポンスも調節可能です。

Amp / Fx

アンプはTube、トランジスタが選択可能。アンプ とキャビネットは、ヴィンテージ真空管アンプと1×15キャビネットの組み合わせ、パワフルなソリッド・ステート・アンプと4×10キャビネットの組み合わせから選択することができます。

トーンコントロールの他、各種ペダルボード(オクターバー、ディストーション、コーラス、コンプレッサー、エンヴェロープ・フィルター、グラフィックEQなどの、7種類のストンプボックス・エフェクト搭載!)。D.I.とアンプのバランス調節も可能です。プリセットも収録。

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ということで自分だけのオリジナルベースが作れるわけですね。作ったモデルはちゃんとセーブもできます。ベーシストでなくともこれは楽しいですね。

5弦のバイオリンベースにカスタマイズ!~5弦に設定したら本体のグラフィックも変わってくれると最高です・・・

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豊富な演奏表現コントロール

Play Style

hands

フィンガー、スラップ、ピック等の演奏スタイルはもちろん、ピッキングのアップダウン、オルタネート、演奏する弦の指定、スライド、ミュート奏法等々、豊富な演奏表現をMIDIキーボードやDAWのMIDIオートメーションでコントロールすることができます。

豊富なプレイスタイル

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Control

MIDIノート・ナンバーに割り当てられたキー・スイッチやMIDIコントロールチェンジで様々な奏法が演奏可能。

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たとえばMIDIキーボードにサスティンペダルを接続すれば、サスティンONで2音をレガート演奏するとスライドが可能になります。 スタッカート、休符などで2音の間が離れると、スライドは鳴りません。またスライドの速度は2音目のベロシティによって変化します。

キースイッチマップ

  • LEFT RING(A-1):ノートオフしても次の音が弾かれるまで音が鳴り続ける
  • DETACH NOISE MODE(A#-1):弦の振動によるノイズのON / OFF
  • HAM ON PULL OFF(C0):ハンマリング・オン/プリング・オフの切り替え
  • DOWN STROKE (C#0)UP STROKE(D#0):通常は自動で入れ替わるストローク・アップ/ダウンを強制指定
  • HARMONICS(F0):ハーモニクス
  • FORCE B STRING(B-1)、FORCE E STRING(E0)、FORCE G STRING(G0)、FORCE A STRING(A0)通常は演奏音程から自動的に弦が選ばれますが、各キースイッチで弦を強制指定可能です。

コントローラー()内のMIDIコントロールチェンジ# は初期値

  • Pitch Wheel:ベンダーとスライドを切り替え。
  • SLIDE RANGE:レンジ幅
  • VIBRATO(1):ビブラート
  • MUTING(9):パームミュート(手のひらで弦を押さえるミュート)
  • PLUK POS(3):プラックポジション
  • LEGATO SLIDE(64):レガート・スライドON
  • CHORD(2):コード演奏時に、フレット上で自然なボイシングに展開

特徴

  • 初のフィジカル・モデリング・エレクトリック・ベース音源。
  • モーダル・シンセシス技術によりサンプル・データを使用せずに、リアルタイムにシンセシス。
  • バラエティと表現力の豊かな、ヴァーチャル・エレクトリックベース
  • 時代や音楽ジャンルを象徴する12機種のベースをモデリング。
  • 奏法、楽器、エフェクト、アンプなど、ベースの演奏のさまざまな側面をモデリング。
  • メモリーの使用を最小限に抑えた効率的なシンセシス。
  • フィンガー、スラップ、ピックの3奏法をモデリング。
  • 演奏する手の位置も移動可能。
  • 指で弾く強さやピックの厚さなども設定可能。
  • 弦の数、スケール、チューニング、ゲージ、弦の巻き方や古さを設定可能。
  • 20種類のベース・ピックアップを忠実にモデリング。
  • アクティブ / パッシブ回路の選択とEQ設定が可能。
  • ブリッジの下に設置されたピエゾ・ピックアップをミックス可能。
  • 4つのエフェクト・スロットを装備し、7種類のベース用ストンプボックスから使用可能。
  • AmpliTubeから採られたソリッド・ステートと真空管の2種類のアンプ。
  • エフェクト / アンプ・セクションはバイパスが可能
  • 画面に合わせてリサイズ可能なユーザーインターフェース。
  • Mac/PCでプラグインおよびスタンドアロン・アプリケーションとして動作。
  • MIDIラーンやキー・スイッチに対応したMIDIコントロール機能。
  • DAWのオートメーションに対応。

ベースのソフトシンセというばSpectrasonicsの「Trilian」が有名ですが、このMODO BASSは比較的動作も軽く、また物理モデルならではのHDD専有量が少なくて済むというのもまた魅力です。

ハンマリング・オン / プリングオフ、スライド等のベース奏法をリアルタイムで弾きこなすのは少々慣れと練習が必要ですが、DAWを使えば打ち込みでかなりのリアル度を再現できると思います。チョットだけ弾いてみましたのでご覧ください(撮影はZOOM Q8 を使用)。

というわけで8年という開発期間を経て今回発表された「MODO BASS」ですが、IK Multimediaの新たな挑戦に注目です!

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最低動作環境

Mac® (64-bit)

  • OS:Mac OS X 10.9 以上
  • CPU:® Core™ 2 Duo
  • メモリ:4 GB of RAM (8 GB推奨)
  • プラグインフォーマット (64-bit): Audio Units, VST 2, VST 3, AAX.

Windows® (64-bit)

  • OS:Windows® 7, Windows® 8、Windows® 10
  • CPU:Intel® Core™ 2 Duo 、AMD Athlon™ 64 X2
  • メモリ:4 GB RAM (8 GB 推奨)
  • プラグインフォーマット(64-bit): VST 2, VST 3, AAX.

※ASIO対応のサウンドカード(オーディオ・インターフェース)必須

発売日

2017年初頭

販売価格

MODO BASS USBメモリ同梱パッケージ版
(税抜)¥39,500 (税込 ¥42,660)
JANコード:4530027191819


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MODO BASS Crossgrade USBメモリ同梱パッケージ版
(税抜)¥27,500 (税込 ¥29,700)
JANコード:4530027191826


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※試奏で使用したスピーカーは超コンパクトなスタジオ・リファレンス・モニター・システム「iLoud Micro Monitor」凄い低音が出ます!!


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