Steinberg WaveLab 8.5 発表!さらにワークフローを改善!

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WL85_02

Steinberg(スタインバーグ)社は定番の波形編集ソフトウエア「WaveLab 8.5」を発表いたしました。

「WaveLab」は、世界で愛用されているオーディオ編集・マスタリングソフトです。

スピーカーマネージメントシステムやラウドネスソリューション、高品位プラグインや高品位マスタリングツールなどを大幅に追加した「WaveLab8」が2013年に発売されましたが、「WaveLab 8.5」ではさらにワークフローが改善。マルチフォーマットのレンダリングやAACエンコード対応なども追加されており、ますますマスタリングソフトとして便利になっております。

「WaveLab 8.5」の新機能

Watch Folders:ドラッグ&ドロップによるバッチプロセス

OS標準のフォルダーをバッチプロセス用のフォルダーにすることができます。

WaveLab 上で Watch フォルダーを作成し、ディザリング、ノーマライズ、プラグインレンダリング、フォーマット変換などの目的別にコマンドを振り分けます。フォルダーにドラッグ&ドロップされたオーディオファイルは、設定したコマンドに従って自動処理されます。この Watch フォルダー機能は OS レベルにてバックグラウンドで動作するため、WaveLab アプリケーションを閉じた状態でも処理が可能です。

WL85_Watchfolders

これだけではありません。Cubase や Nuendo 等の DAW からオーディオファイルを書き出す際、書き出し先のフォルダーを WaveLab 8.5 の Watch フォルダーに指定しておけば、書き出しと同時にフォーマット変換などの一括処理を開始することができます。

特に多くのファイルを扱うプロにとって、この新機能は時間そして費用を大幅に節約することでしょう。

  • ファイル変換や一括処理を OS 標準のフォルダーを用いてオフライン処理
  • プラグイン処理やファイル変換を任意の Watch フォルダーにアサイン可能
  • Watch フォルダーへオーディオファイルをドラッグ&ドロップ、又は DAW 側からの書き出し先を Watch フォルダーに指定することで、即時のファイル処理が可能
  • OS レベルで Watch フォルダー機能をバックグラウンド処理することにより、WaveLab を閉じた状態でも処理可能

エンコードチェッカー

新しいエンコーダーチェッカー機能は、エンコード時のフォーマットや設定をマルチストリームでプレビューすることにより、音質比較作業を一新します。レンダリング前のオリジナル音源、およびエンコーダーや設定の異なる最大3ストリームを同時に再生比較することができます。

WL85_Encoderchecker

リアルタイム FFT グラフにより、耳だけでなく視覚的に、エンコーディングやパラメーターが音質に与える影響を比較することができます。またストリームの切り替えにクリック音や認識可能なレイテンシーは発生しません。これまで予想やトライ&エラーに頼っていたレンダリングワークも、この新しい解析ツールによりリアルタイムで (MP3 192 kbit、MP3 128 kbit、AAC、Ogg Vorbis など) A/B/C 比較をしながら、確実に行うことができます。

  • 主要なエンコーダーフォーマットや設定をリアルタイム比較
  • クリック音やレイテンシー無しに A/B/C 切り替え比較可能
  • MP3、AAC、Ogg Vorbis 対応
  • ブラインド比較モード
  • FFT グラフ

WL85__Encoder_Checker_final

AAC エンコード対応

MP3よりも高品質なデータとして流行しているファイルフォーマットAACのエンコードに対応しました。

これからは、iTunes、iPod、iPhone、iPad など Apple 製品標準の AAC フォーマットに、直接オーディオファイルをエンコードすることができます(HE-AAC、HE-AAC v2、HD-AAC、3GPP)。

AAC エンコーダーはファイル書き出しダイアログに内蔵している他、Watch フォルダーでのバックグラウンドレンダリング、およびエンコーダーチェッカーにも対応し、素早い作業、すぐれた音質確認を兼備します。

  • iTunes 標準の AAC フォーマットに直接対応
  • 各種 AAC フォーマットでの書き出し可能 (HE-AAC、HE-AAC v2、HD-AAC、3GPP)
  • エンコーダーチェッカーでの音質比較コ―デックにも AAC を標準搭載

WL85_AAC

マルチフォーマットレンダリング

CD や音楽配信、メールでのプレビュー添付など、音楽制作ではニーズに合わせてさまざまなオーディオフォーマットが求められます。このようなファイル書き出し作業を短縮させるもう一つの機能が WaveLab 8.5 のマルチフォーマットレンダリングです。

マルチコアテクノロジーを用いて、同時に複数フォーマットでのオーディオファイルに書き出し。つまり、これまでのようにレンダリングのためのダイアログを何度も見ることなく、一度設定するだけで必要なフォーマットの音源が揃うのです。

マルチフォーマットレンダリングは、既存の書き出しダイアログに含まれています。また、フォーマット、ビット数、サンプリングレートなど必要な設定をプリセット化し、瞬時のトータルリコールも可能です。

  • 書き出し作業を大幅に高速化
  • 複数の異なるファイルフォーマットに同時書き出し
  • マルチフォーマットレンダリングのプリセット化により瞬時のリコールも可能

WL85_Multiaudioformat

発売日

2014年6月13日(ダウンロード開始)

販売価格

WAVELAB 8/R: (税込) ¥62,700 (税抜 ¥57,000)

4513744052229

WAVELAB 8/E: (税込) ¥41,800 (税抜 ¥38,000)

JANコード:4513744052236

※最新バージョン「WaveLab8.5」はバージョンアップ対応になります。

※2014年1月30日以降にWaveLab7/8をアクティベートされた方は無償にてバージョンアップが可能です。

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