こんにちは、梅田ロフト店スタッフの南です。
本日は、当店では最高のモニタースピーカー、musikelectroic geithain(以下ムジーク)をレビューさせていただきます。
こちら、あのノイマンやゼンハイザーと同じドイツにて生まれたメーカーです。やっぱりドイツは音楽に関してはものすごく進んだ国ですねー、ドイツ製と聞くだけで信頼性がグッと高まります。
あの坂本龍一さんもムジークのRLシリーズをコンサートで使用しているそうで、現在多くの放送局やレコーディングスタジオ等で使用実績があります。現在ではドイツ公共放送連盟の統一標準モニターとして使用されているほか、ベルリン・フィルハーモニーやドイツの著名なオペラハウスなどでもムジークが導入されているそうです。
そんな『ムジーク』ですが、当店では現在こちらの【RL906】を展示しております。
ムジーク【RLシリーズ】の中でも一番小型のスピーカーです。(それでも1本220000円相当はしますが・・・・笑)
背面には環境に合わせてチューニングができるようEQが付いています。
ちなみにRLシリーズでEQがついているのはこのRL906のみだそうです。
そしてもう一つRL906がもつ特殊構造がこの上についているバスレフポートです。
一般的にバスレフポートは前面か背面に配置されていることが多いのですが、RL906に限っては違います。
なぜ上向きについているのかですが、musikelectronic geithain創設者Joachim Kiesler(ヨアヒム、キースラー)氏が、パイプオルガンの仕組みからヒントを得て、この構造になったそうです。
ちなみにJoachim Kiesler(ヨアヒム、キースラー)氏は18歳でこの会社を立ち上げたそうです。凄腕の天才ですね・・・
後、ムジークの特徴としてはやはりこの同軸型のスピーカーユニットではないでしょうか。
こちらはYAMAHAの『HS-5』です。ツイーターとウーファーが別々なのがわかるかと思います。
通常よく見るモニタースピーカーはツイーターとウーファーが別々の場所に配置されていることがほとんどです。
2ウェイ等のスピーカーユニットが分かれているスピーカーの利点としては各帯域に合わせて最適な音がそれぞれ出力されるのでバランスがよく、聴きやすいです。
ただ、別々の場所から音が出るので、音像の定位が乱れやすいというデメリットがあります。
ただ、このムジークのように同軸型のスピーカーは、音が出た瞬間から全帯域が混ざっているので、ウーファーとツイーターが別々のスピーカーと比べ、音像の定位が分かりやすいという利点があります。特に近距離で聴いた時にその差がわかるかと思います。
感想
まず最初に聴いた感想ですが、『あれ?普通にいい』という感想でした。特に味付けをされている感じがせず、低音から高音までまんべんなく鳴っている印象です。『あ、これが原音に忠実という意味か』と思わされてしまいました。
ただ同軸型のためか、やはり至近距離で聴いた時にすでにいい音で聴けてしまうというところがすごいですね。
音の鳴りもバランスがよく、定位がはっきりわかります。個人的にはミックスに使う時か音楽鑑賞する時に使うのが一番だと思います。
同軸型は音場が狭くなりがちだったりという話を聞くのですが個人的にRL906に関しては全くそういった部分は気になりませんでした。
これでミックスができたら音楽もっと楽しくなりそう!
ムジーク『RL906』は現在梅田ロフト店にて展示、販売しております。音を聴いてみたいという方はお気軽にお越しください。
梅田店 販売価格
musikelectronic geithain 『RL906』※1本の価格です。
¥246,180(税込)
JANコード:4571407410526
梅田ロフト店デジタル担当 南(みなみ)

現役ボカロPとしても活動している南です。ボカロ、作曲に関することならお任せ下さい。
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