リボンマイクで有名な Audio Engineering Associates (AEA) が、同社初となるステレオVCAコンプレッサー「1029」を発表しました。
この製品の注目するポイント
- Fred Forssell設計の独自ディスクリート・オペアンプとTHAT 4305 VCAチップの採用により、高解像度かつバランスの取れたサウンドを実現
- ハーフラックサイズのコンパクト設計でデスクトップや小規模スタジオにも最適
- 3ポジションのタイムセンス選択機能と可変圧縮率による柔軟な音作り
小型コンプレッサー AEA1029
AEA 1029は、コンパクトなハーフラックサイズの筐体ながら、プロユーザーが求める高い性能を詰め込んだステレオコンプレッサーです。Fred Forssell設計の独自のオペアンプ設計とTHAT 4305 VCAチップを採用し、余計な色付けを排除したクリーンなサウンドを追求。3ポジションのタイムセンス機能や可変圧縮率、ドライ/ウェットコントロールノブなど、デスクトップやプロスタジオの環境で多彩な用途に対応可能です。

独自設計によるクリアな圧縮性能
AEA 1029には、Fred Forssell設計の独自オペアンプと2基のTHAT 4305 VCAチップが搭載されています。サウンドの透明性を損なうことなく精密でバランスの取れた圧縮特性を実現。ボーカルやドラムのダイナミクスの制御において優れたパフォーマンスを発揮します。また、TRP および RPQ シリーズ プリアンプと組み合わせられるように設計されており、マスタリングやレコーディングの音質向上をサポートします。
幅広い表現力を実現する多彩な操作機能
1029は、ピークファスト、ピークスロー、RMSの3ポジションでタイム感度を選択可能とするSensing Time機能を搭載。繊細なニュアンスを捉えたマイルドなコンプレッションから、瞬間的なピーク音を抑制する極端なリミッティングまで対応します。また、1:1からリミットまで調整できる可変レシオ、スムーズな音量補正を可能にする20dBまでのメイクアップゲイン、ドライウェット比の調整機能など、幅広いクリエイティブ表現に対応できます。
コンパクト設計で多用途に対応
AEA 1029は、スペースを抑えたハーフラックサイズで設計されているため、自宅スタジオや限られたスペースで作業する方にとって理想的です。小さな筐体ながら高性能コンプレッサーとして必要な全ての機能を詰め込んでおり、プロフェッショナルなレコーディング環境でも十分対応可能。また持ち運びにも便利で、モバイルレコーディングでも使用することができます。
視覚的にもわかりやすいメーター表示
前面パネルには、ゲインリダクション、入力信号、出力信号をそれぞれサポートする6セグメントLEDメーターが搭載されています。このインジケーターにより、直感的に状況を把握することが可能。また、トゥルーバイパスリレースイッチングも採用されており、信号経路を妨げることなく自然な音を確保します。

主な仕様
ノイズフロア | -90 dBu(ドライ信号パス)/-86 dBu(ウェット信号パス) |
周波数特性 | 10 Hz ~ 200 kHz(ドライ信号パス: ±0.1 dB)、10 Hz ~ 110 kHz(ウェット信号パス: ±1 dB) |
THD+N(ドライ信号パス) | 1 kHz: 0.001% @ 0 dBu(600Ω負荷)、0.0008% @ +26 dBu(600Ω負荷) |
THD+N(ウェット信号パス) | 1 kHz: 0.01% @ 0 dBu(600Ω負荷)、0.07% @ +20 dBu(600Ω負荷) |
最大入力レベル | +26 dBu |
最大出力レベル | +26 dBu(最低600Ω負荷) |
入力インピーダンス | 20 kΩ(バランス) |
出力インピーダンス | 52 Ω(バランス) |
消費電力 | +15.6 VDC = 180 mA、-15.6 VDC = 110 mA |
外形寸法 | 21.59 × 4.6 × 20.32 cm |
重量 | 893 g |
電源重量 | 483 g |
電源ケーブルの長さ | 2.3 m |
- 製品の仕様やデザイン、動作環境などは予告なく変更することがあります。
発売日
未定
販売価格
未定
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- 本製品の国内発売は未定で、発売時期、価格等の各種お問い合わせは現時点では島村楽器ではお受けできませんのでご了承ください。また仕様等は発売時と異なる場合があります。正式に国内発売決定の際は本記事にてご案内いたします。