【管楽器メンテナンス塾】#4 梅雨対策!!
皆さん、こんにちは。
実は手芸好きの管楽器技術スタッフ・神戸(ごうど)です。
管楽器メンテナンス塾は、管楽器のちょっとしたお手入れや豆知識などの紹介を通じて、
知らず知らずのうちに知識を増やせる、そんなブログです。
梅雨対策できてますか!?
さてさて、第4回の今回は梅雨対策!
やってきましたよ……この時期が。
管楽器にとって、梅雨は本当に憂鬱な時期ですよね。
リードは歪むし、楽器はしっとりしてるし、ケースがなんか臭いし。
今回はそんな嫌な時期だからこそ、やっておきたいスワブの洗濯!
楽器や、ケースの臭いには様々な原因があります。
雑菌・カビ・汚れ・金属の錆・オイル……そんな中でも、臭いの元になりやすいのがスワブ!
わかります、認めたくないですよね?
いつも使っているスワブがそんなことになっているなんて……!
今回はちょっと刺激が強いのですが、実際にどのくらい汚れているものなのか検証してみました。
スワブを洗おう!
準備するもの
- スワブ
- ボウル・たらい
- ぬるま湯(スワブがしっかり浸かる量)
- 洗剤(柔軟剤などの入っていないもの)
手順
- ボウルにぬるま湯を入れ、洗剤を入れる(軽く泡立つ程度)
- しばし放置(30分程)
- やさしく手洗い
- 汚れが出なくなるまですすぐ(出来ればぬるま湯で)
- しっかり干す
以上です!
やってみた
今回は5年以上洗っていないクラリネット用スワブを用意。洗剤は衣類用です。
つけ置きで汚れをしっかり出しましょう。
因みに、どのくらい汚れが付いていたのか見てみましょう……。
心臓の弱い方は、ゆっくりスクロールしてくださいね。
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茶色!!!
これだけの汚れが付着していました!
これではスワブで掃除するというよりも、汚れを塗りたくっているようなもの。
天気が悪く洗濯物が乾きにくい時は、
干している間に使う用のスワブを用意するもの良いかもしれませんね。
まとめ
スワブは洗いましょう!!
ケース内の臭いやカビを防止することができる調整剤や、スプレーも店頭で取り扱っています。
気持ちよく練習できるよう、お手入れも工夫してみましょう。
もしもカビがはえてしまったら……
白い悪魔ことカビにやられてしまったら、
速やかにケースから出し被害状況を確認しましょう。
カビてしまったスワブは使わず、新しいものを使いましょう。
カビたリードは必ず捨てましょうね!
もし一人で対処するのが怖い方がいらっしゃいましたら、
錦糸町店へお越しください……!
ではでは、本日もお付き合いいただき誠にありがとうございました!
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「神戸」と書いて「ゴウド」と読みます。バスクラ吹きです!中低音楽器の修理が集まりやすい特殊体質(?)。今日も笑顔で修理しています!