タンポの種類は何種類?
みなさま、寒い冬をいかがお過ごしでしょうか。
歯が痛んだので歯医者に行き、異常はなくお医者さんからの質問で「歯を食いしばる事はありますか?」の質問に心辺りは無かったものの、後に硬いグミの食べ過ぎが原因だった事が判明した、富田です。
硬いグミはクセになってやめられません!
食べ過ぎには注意しましょうね(笑)
さて、今回はタンポの種類についてご紹介します。
それぞれの特徴を説明すると長〜〜〜くなってしまうので、まずは種類をざっくりご紹介いたします!
以前私が書いたタンポの構造の記事も是非参考にしてみてください♪
木管楽器のタンポは色んな種類がある!
木管楽器は楽器の大きさや、本体も木製だったり、金属製、樹脂製など様々です。本体との関係性もありますが、今回はタンポの種類を順番に見ていきましょう。
スキンタンポ
主にフルート、ピッコロ、クラリネット、オーボエに使用されます。
こちらがフルートのタンポです。
頭部管に近い箇所の小さい物、足部管用の大きい物、リングキイ用と大きさが様々です。
手で曲げられるくらい柔らかいです。
こちらはクラリネット用のタンポです。
フルートと違い色が白いです。硬さもフルートより台紙がしっかりしているためかタンポの全体はふにゃふにゃしないです。
レザータンポ(革タンポ)
主にクラリネット、オーボエ、サックスに使用されます。
こちらはクラリネット用のタンポです。
真ん中に金属製パーツが付いたものがバスクラリネット用で、下の小さいタンポがB♭・A管によく使用されるサイズのタンポです。
こちらはサックス用のタンポです
色やサイズ、プラスチックと金属パーツの反射板(レゾネーター)の違いもありますね。
同じ外径でも反射板のサイズが違います!
楽器の音孔(トーンホール)の大きさも関係してきます。
コルクタンポ
主にオーボエ、クラリネットの数箇所に使用されます。
他のタンポにはない独特な形をしています。
厚みも様々でキイオープニングにも関わってきます。
クラリネットのタンポは種類が多い!
クラリネットでは「バレンチノタンポ」「ゴアテックスタンポ」などが使用される事もあります。
左から
バレンチノタンポ、スキンタンポ、レザータンポ、ゴアテックスタンポ
バレンチノタンポは硬めのスポンジのような材質。
ゴアテックスタンポはアウトドア系の衣類に使用されている材質です。
並べるとそれぞれ厚みが違うのが分かります!
主流なのは3週類!
よく見る主流のタンポはスキンタンポ、レザータンポ、コルクタンポです。
さらにメーカーごとに細かくサイズが違ったりします。
先ほどのクラリネットの4種類のタンポのように、タンポの厚みや大きさが違うので無闇に好きなのを取り付けて良いわけではありません。
メーカーが設計から音にこだわって作られたモデルですので、そのこだわりを壊すわけにはいきません。
純正のタンポの取り寄せが難しい場合は合うパーツを探して取り付ける事もありますが、当店の修理・調整では基本的にメーカー純正・もしくは指定のタンポを取り付けます。
ざっくりとタンポの種類の紹介をしました。
他にも色んな材質のものがあると思います。
全てを把握するのは難しいですが主に今回ご紹介したタンポが主流です。
改めて自分の楽器、ご友人やご家族の楽器のタンポを見比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
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最後に楽器の調整を行ったのはいつですか?原因は調整崩れかもしれません。演奏する時にベストな状態で思い切り楽しんでいただけるよう全力でサポートします!