リペアガールの ”管がえる人” Vol.2

過去に島村楽器の店舗ホームページ、ブログなどに掲載されたリペアやメンテナンスに関する記事をご紹介します。記事中の情報はすべて掲載当時のものとなりますのでご了承ください。

こんにちは!

今回も管楽器の豆知識をお伝えしていこうと思います!よろしくお願いします☆

さて、前回はシルバー楽器の変色についてお話しました。

管がえる人Vol.1↓

今回はですね、じゃあ普段の汚れはどうすりゃええの!というところに焦点をあてます(^^)/

私はですね、非常に有難いことに手汗をあまりかきません!

皆様はどうでしょうか?

本番前、本番中、普段、手汗かきますか?

中には切符を持ってるだけでふやける!というような方にもお会いしたことがございます。

手汗をかく方が特に心配なのが、、、

そう!指紋汚れ!皮脂汚れ!!

これらを放置していると前回の記事のようにどんどんと楽器が黒く・・・

台所と楽器は使ったらすぐに拭いてあげると綺麗が長持ちしますよ!

「そんな事はわかってる。何で拭くんだ?」

答えはそう!

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クロスです( `ー´)ノ

ここまではご存知の方も多いですね。

じゃあ、クロスの性能の違い、知ってますか?

簡単にいうと繊維(生地)の違いです。

上の写真は当店のクロスのごく一部。

クロスって本当に種類が豊富なんですよ~!

値段も様々。

どうせ買い替えるしなーっ。

って安いクロスばかり使ってませんか??

もちろん、それも選択肢のひとつですね。

でもちょっと待ってください。

いいクロスってのは”いい”からお値段が高いんですよ。

今回ご紹介するのはこちら!

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キョンセームクロスです!

Sサイズ:1,944円(税込)

Mサイズ:3,888円(税込)

本当に本当におすすめで私が実際使っているのがキョンセームクロスです! 

私がキョンセームクロスを使う理由①

【軽い力でめっちゃ拭き取れる】

汚れ拭き取り比較をしようと思ったんですが、管楽器はどうしても指紋がうまく写真に写ってくれませんでしたので

今回は店頭にあった鏡面仕上げの電子ピアノで実験です!

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ガーン!指紋がべっとり!!!

私がわざとつけたんですけどね(笑)

今回は分かりやすくする為にハンドクリームを塗った指でペタペタ触りました。

違いが分かるように左半分をキョンセームクロス、右半分を500円くらいのクロスで拭いていきます。

まずは一拭きします。

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どう!!!!どうですか!!!

これ同じ力で拭いてますよ!

一拭きで力の差が見せつけられますね!

更に拭きふきしていきます。

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7拭きくらいでこの仕上がりっ!

右側は脂汚れが薄く広く伸びただけなのに対し左側はピカピカになってますね!

これがキョンセームの力です。

私がキョンセームクロスを使う理由②

【静電気がおきない】

クロスによっては楽器を拭いているときの摩擦で静電気がおき、埃などを呼び寄せてしまいます。

呼び寄せられた埃を巻き込んで拭いてしまうと傷になってしまうんです"(-""-)"

しかも静電気が溜まったままの状態になるので拭き終わった楽器が埃を呼び寄せている・・・
キョンセームクロスは静電気除去能力もあるので安心!

私がキョンセームクロスを使う理由③

更にキョンセームクロス、お洗濯可能です。

汚れてきたな、、と思ったらおうちで中性洗剤で手洗い♪

リペアで酷使するクロスですので私も非常に助かっております。

絶対おすすめのこの1枚で指紋汚れとオサラバしましょう!

試してみたいと思った方、是非声をかけてくださいね!

※木管楽器を拭く時の注意※

木管楽器は沢山のキィがついています。

キィを拭くときはキィが生えている方向に拭いてあげるのがGOOD!

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この写真の場合は↓の方向に拭くのが良いです。

横方向に拭いてしまうとタンポを痛めたりずらしたりしてしまいますのでお気を付けください!

また、木管楽器は針状のバネがたくさんついています。
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楽器を拭くのに熱中するあまり、バネをひっかけて外してしまったり、バネの先端が指に突き刺さる恐れがございます。

演奏をする大切な指です。あまり入り組んだところまで拭くのは危険ですので無理は禁物でお願いいたします。

入り組んだところの汚れが気になったらバネが刺さることに慣れた私にお任せください!

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