修理お持ち込みの目安について。
大宮店 店頭ギターリペア担当、山崎です。今回は、特にご質問いただく事が多い内容について。
「修理や点検はいつ出せばいいの?」
「ギターの寿命ってどれくらい?」
そんな疑問にお答えしていこうと思います。
①ギターの修理、メンテナンスの目安
目安は「わずかでも違和感を感じたら点検」にお持ちください。
何事も早期発見、早期治療。軽度のうちにお手入れする事で、より長く安心して演奏を楽しんでいただけます。
その他、「音が途切れる」「ノイズが強く出ている」「ぶつけた、落とした等の重い外傷」などの際は直ぐにでもリペアが必要です。
また、日本は四季の移ろいにより気温湿度の変化が大きな気候です。季節が変わったら特に違和感がなくとも、一度点検にお持ちいただくとよりご安心いただけるかと思います。
②ギターの寿命って?
この質問、とても多くいただいています。
修理屋目線でお答えしますと、正しい保管、使用環境において、適切な修理・メンテナンスを繰り返すことで「寿命を気にせずに」使っていただけるぐらいは長持ちします。あるいは子、孫の代まで受け継ぐ事が出来ると考えています。
では、正しい環境とは一体どんな物なのか。
ざっくりと、ヒトが過ごしていて不快で無い環境に置いてあげてください。
温度20~25度、湿度40~50%、弦は緩めるが緩め過ぎず、直射日光を避け風通しの‥なんて考えていると息も詰まってしまいます。
特に過湿によるカビや乾燥による割れには気をつけていただきながら、定期メンテナンスにお持ち込みください。
何より一番は、毎日少しの時間でも弾いてあげてください。触れ合うことで適度に加湿され‥なんて意見もありますが、違和感の早期発見につながります。また、POTやスイッチ、ジャックも使わずにいると接点が酸化し、トラブルの元になります。
その上で消耗部品の交換や状態の狂いの調整など、我々リペア専門スタッフが全力サポートさせていただきます!
どんなに些細なことでもどうかお気軽にご相談くださいませ。困った時に真っ先にご相談いただける修理屋であり続けられるよう、スタッフ一同お待ちしております。
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大宮店常駐のリペアマンです。「丁寧」「安心」を合言葉に、生まれ育ったここ埼玉の音楽シーンのお手伝いが出来ればと思います。