弾き易いギターって・・・何だ!!
皆さんこんにちは!
麦焼酎と日本酒にハマり始めた、中澤です!
さて、突然ですが!弾き易いギターって何だと思いますか?
押弦がし易い? ビビリの出にくいもの?
これ、とても難しい…と言いますか正解は無限にある様で無い様な気がします。
今回は経験と個人的な好み等も交えつつ、私の思う所を書きました。
エレキギターのセッティングはプレイヤーの好みによる所が非常に大きいので、当然ワンパターンに考えて良い物ではありません。
私の私物も数本ありますが、弾き手は私一人ですがセッティングや弦のチョイスも異なります。
私が超一流!あるいは、大ベテラン!のリペアマンであれば胸を張って「この組み合わせなら間違いない!」と言えるのですが、そうではありませんので・・・汗
あくまでも参考の一つになれば幸いです。
まず、メインで使用している1本目はESPのSNAPPER です。
商品紹介ではないので詳細なスペックは割愛します。
・ハードロックやメタルを弾く際に使用。
・5本あるいは6本押さえるコードはほぼ弾かない。
・かなり深く歪ませて使うので、押弦のし易さ重視のセッティング。
・ドロップDチューニングで使う事もあるが、基本的にはレギュラーチューニングで使用。
・弦はエリクサーOPTIWEB 09-46。
今まで使ってきたギター達の中で最もスタンダードなセッティングにしてあります。
皆さんの中にも、こう言ったジャンルを、深く歪ませて弾く事がほとんど、と言う方もいらっしゃると思います。
その際には、私は押弦のしやすさ重視のセッティングをお勧めしております。
と言うのも、歪みは深くすればする程、良くも悪くもビビリの有無が分からなくなります。
言ってしまえば、誤魔化せる訳です。笑
(完全な音詰まりの場合は出てしまいます。)
なので、弦高が高くても低くても出音に大きな変化がありません。
であれば、押弦しやすい方が良い、と言うのが個人的な見解です。
そして、2本目はHeritageの335タイプのセミアコです。
こちらもスペックは割愛しますが、仕様としてはGibsonのES335に近いです。
・ジャムトラックに合わせたソロの練習や単音弾きからコード弾き、
ピッキングやフィンガリング等、幅の広い使い方。
・ピックアップの特性上の限界がある為、浅めの歪みやクリーンで使用。
・出音の綺麗さ重視で弦高はやや高めのセッティング。
・レギュラーチューニングで使用。
・弦はダダリオ 10-46。
さて、こちらは先ほどとは打って変わってかなり落ち着いた音の出るセッティングです。
SNAPPERとは違い、強めのピッキングでもビビリが出にくい様にやや高めのセッティングにし、
弦もコーティングされていない物をチョイス。
また、ピックアップの音の拾い方が非常に繊細な所もあり、
且つ深く歪ませないので、全く誤魔化しが効きません。笑
だからこそ、練習に使っている訳です。
いかがでしょうか?
最初にも書きましたが、あくまでも私の好みですし、これをこのままお客様の修理品に対しても同様に考えたり、
押し付ける様な仕事は絶対にしません!
工房が過去に発信したブログでも、弦高を下げる、と言う最終的な目標は同じなのに工賃が異なるのも、
お客様の求めるセッティングや楽器の状態をプロの眼で判断した結果、そう言ったご提案をしているのだと
ご理解頂ければ幸いです。
皆様がお持ちのギターは今、弾き易いですか?
少しでも気になる所があればいつでもご相談下さい!
私のみならず、島村楽器ギターリペア工房には様々な経歴を持ったスタッフがおりますので、
あなたの求める答えがきっと見つかります!
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