ハイ起きで音が詰まる!フレットすり合わせで解決!

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皆さんこんにちは!

緊急事態宣言が解除されて自由になったどたん、電子ピアノの欲しさに悩んでいるここ最近です。(笑)

今回は長く使わず保管されていたベースの全体点検という事でお預かりしましたヤマハのベースになります。

長い間放置されてた割りにはいい状態でしたが、ポットの劣化・固着もあってネックのハイポジションが高くなっている(ハイ起き)状態でした。

ハイ起きの解決方法には程度によって色んな方法がありますが、今回の楽器はフレットの残りも十分にあったのですり合わせで対応させて頂きました。

まずは全体的にフレットの高さを合わせていきますが、ハイ起きがあった分ハイフレットをここまで削ってようやく高さが揃いました。

殆ど削る必要が無かった9~12フレットあたりと比較するとかなり削られているのが分かります。

あそこまで削るとフレットが平らになってフレット音痴になってしまうので専用の工具できちんと頭を丸く加工します。

その後指板にダメージが行かないようマスキングテープで保護してからフレットを磨いていきます。

磨き終わったら最後は艶を出す為にバフという機械に投入!

金属用の研磨剤+高速回転による光沢作業!

車の板金後の艶出しを想像すると分かりやすいかもしれません。(笑)

バフが終わったらこんなにもピカピカに!まるで新品の様な輝きになりました!

この後マスキングテープを剥がして隙間などに残ってしまった研磨剤を綺麗に拭き取ると~!

ここまで綺麗になると見てるだけで気持ちいいですね~!( ´艸`)

最後は弦を張って、セットアップして完了です!

この後ポットも全て交換して無事お渡しとなりました。

いかがでしたか?

ハイ起きの程度や楽器の状態によっては今回のようにすり合わせだけでは解決できない場合もありますが、他の方法も色々ありますので是非ご相談下さい!


今回の修理内容

・フレットのすり合わせ

・弦代 ダダリオ EXL170

・ポット3個交換

合計金額 ¥26,411(税込)+送料

*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。

ご不明な点はお近くの島村楽器にぜひともご相談ください。


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