皆さんこんにちは!
ギターリペア工房、中澤です!
さて、皆さんはフレットすり合わせについてどの程度ご存知でしょうか?
フレットの頭を削って高さを揃えて磨いて・・・と言う何とな~くフワッとご存知の方、
はたまた「自分でやってます!」というツワモノもいらっしゃるかと思いますが、
今回は当方にフレットすり合わせを依頼した場合は基本的にはこんな手順でやってますよ、
と言うのを写真多めでご紹介して参ります!
まずは、然るべきフレットを必要なだけ削ります。
するとフレットの様子はこんな感じに。
次は前の工程を行った事で平坦になってしまったフレットの整形を行います。
そこで登場するのがこちら。
見ただけでどう使うのかがお分かり頂けると思いますが、
ヤスリ部分が丸く凹んでいるので、フレットの上部に沿わせて動かせば余分な角を落としてくれる優秀な相棒です。
丸く整形をするとこうなります。
真ん中の一番高い所にだけ傷が残っていて、その両側が丸く削り落とされたのがお分かり頂けますでしょうか?
その後はひたすらこの傷を細かくしていく作業です。
#600 →#800 → #1000 → #1500 → #2000 とサンドペーパーの目を細かくしていきます。
#600 完了後
#1000 完了後
#2000 完了後
最後にバフ掛け。(腕細いな・・・)
そして、仕上がり。この様に鏡面仕上げを行うのが当方のスタンダードです。
最後に弦を張って調整をして完了!
今回はお客様のご要望が調整のみでしたので、今回はこれにて終了です。
・フレットすり合わせ工賃
・弦代:エリクサー OPTIWEB #09-42
合計金額 | ¥13,673(税込)+送料 |
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フレットすり合わせのみでも、他の工程と併せてのご依頼も喜んで承ります!
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