ロック式ストラップピンへの交換作業
皆さまこんにちは。
こちらの記事見ていただけましたでしょうか?
販売開始から1週間あまりで早くもギターリペア工房分の半分が売れてしまいました・・・
予想を超えるハイペースに正直驚いております・・・
気になっている方はぜひお急ぎ下さい!
さて、今回はロックピン(ロック式ストラップピン)への交換作業のご依頼です。
演奏中にストラップが外れてヒヤッとした経験ありませんか?そういった危険を回避する便利なパーツです。
普通のストラップピンに取り付けて使うゴム製やプラスチック製の安価なロックパーツもありますが、耐久性、安定性、着脱のしやすさなどを考えるとピンごと交換してしまった方が使い勝手は良いですね。
今回はストラトキャスターにSchallerのS-Locksを取り付けます。
(Schallerのロックピンは以前「Security Lock」という大定番商品でしたが、今年S-Locksへとリニューアルされました。引っ張って着脱するなど基本的な構造は変わっていませんが、性能がアップしたそうですよ。もちろん互換性はありますので「Security Lock」からのファンの方もご安心下さい。)
元はごくごく普通のストラップピン
取り付けにあたってまずはネジを比較します。
(右がS-Locksです。)
ロックピンへ交換する際は3パターンあります。
①ネジの太さや長さに互換性がある場合→そのまま取り付けてOK
②ロックピンの方がネジが太い、長い場合→楽器側の下穴拡張が必要
③ロックピンの方がネジが細い、短い場合→楽器の下穴を一旦埋めて開け直しが必要
※無理に取り付けるとネジが折れたり、塗装が割れたりする可能性がありますので、ご自身で作業される場合は十分にご注意下さい。
今回、太さはほぼ同じでしたが、S-Locksの方が少し長さが短く、そのまま取り付けても緩い状態でしたので、③番の埋めなおしを行います。
適正な下穴に開けなおして、取り付けていきます。S-Locksは六角レンチで回しますので、ネック側でも作業がしやすいです。
取付完了!
あとはストラップ側にロックパーツを取り付けます。
ピンに固定すれば作業完了!
これで激しく動いてもまず外れる事はありません。
今回の修理内容
・ロックピンへの交換作業(下穴埋め、開け直し作業あり)
合計金額 | ¥4,860(税込)+パーツ代+送料 |
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*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。
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石川県金沢市出身 2013年中途入社。生粋のA型で、「大人なリペアマン」がモットーのギターリペア工房の真面目担当。