Gibson J-45 ペグ交換
皆さんこんにちは!
ギターリペア工房、中澤で御座います!
今回はGibson J-45のペグ交換の様子をご紹介致します。
クラシックギターのペグ交換は過去にも私のブログにてご紹介しておりますが、今回は修理方法が異なるので、また別物としてご覧頂ければと思います。
まずは元の状態。
これは結構あるあるですよね・・・
うっかりぶつけて曲がったりノブが割れたり・・・
そんな時はぜひ島村楽器へ!
パーツの寸法やデザイン、ご希望の物への交換や同一の形状の新品への交換も承ります!
今回は同一の形状の物を使用してのリペアをお客様がご希望でしたので、
耐久性や精度を考え、GOTOH製の物をご提案させて頂きました。
(いかんせん形が変わらないので修理の風景は地味かと思いますがご了承下さい・・・)
まず、裏側のビスを外し、ペグを外します。
加えて、表側のブッシュも外す訳なのですが、ここで登場するのがこの工具!
これ、何かと申しますと・・・
この様にセットして、叩いてブッシュを外すためだけの、かなりニッチな物なんです!
今回は叩かずとも押し込む力でブッシュが外せましたので、叩く事はしませんでした。
(いくら交換の為とは言え、楽器への負担は少ない方が良いですものね!)
さて、ヘッドが抜け殻になりました。
ここに新しいブッシュを取り付けます。
方法はいくつかありますが、これも楽器への負担を考え、クランプで適正な力を加え、圧力をかける事で取り付けます。
そして、裏から新しいペグも取り付け、
作業は一先ず以上となります!
私はお客様がご自身で楽器の改造やパーツ交換等は応援したい派なのですが、
修理がよりしにくくなってしまったり、工賃が余分に掛かってしまう事も御座いますので、もしお持ちの楽器が破損などしてしまった場合は無理に接着や応急処置等はせず、技術者の意見を求めるのが最善です。
今回は無事にパーツが取り外せた上、新品のパーツも同一の形状の物を使用しますので、工賃も抑える事が出来ました。
・ペグ交換工賃:¥3,564/
・ペグ代(GOTOH SD90 05MA ニッケル):¥6,156
*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。
ご不明な点はお近くの島村楽器にぜひともご相談ください。
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バンド経験を活かして、お客様がより楽しく楽器を弾くためのお手伝いをさせて頂きます!特に配線の修理やカスタマイズ、多弦楽器のセッティングはお任せ下さい!