アコースティックギターのサイド板割れ修理
みなさまこんにちは。
世の中は、卒業シーズンですね。
このブログをご覧頂いた方の中で、学校の部活やサークルで楽器を演奏されていた方も多数いらっしゃると思います。音楽に携わる仕事をしている身としては、卒業されても生涯続けて頂ければうれしく思います。
さて、今回修理するギターはこちら。

Martinのミニギターですね。
一見したところ、綺麗な状態に見えますが、横から見ると

痛々しい状態。。。ぶつけた事により派手に割れてしまったそうです。。。

中の様子が見えるくらいまで広がってしまっています。。。
それでは修理開始します!
楽器の状態によりケースバイケースですが、基本的には以下の手順となります。
・接着
・補強
・外観補修
今回、まずは接着から行います。
このギターは、割れている範囲が広く、割れてから時間もかなり経過しているとの事でした。
こういった場合、歪みが生じている事が多く、単純に上下から挟めばOKとはいきません。

可能な限り、ずれや歪みが出ないようにシュミレーションを繰り返しながら、どうやって接着するかを決めていきます。

接着完了!

続いて内部から補強を入れます。
和紙を貼ったり色々なやり方がありますが、今回は木材を要所に貼る形で補強を入れます。

補強を貼り終えましたので、あとは外観の補修を行います。
塗装作業を行えばより綺麗に仕上げる事が可能ですが、今回はご予算もあり、微妙な欠損部分などを埋めたり、タッチアップ補修で補色するなど、最低限の対応を行いました。
Befor

After

後は弦を張ってセットアップを行えば完成です。

末永くご愛用下さいませ。
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石川県金沢市出身 2013年中途入社。生粋のA型で、「大人なリペアマン」がモットーのギターリペア工房の真面目担当。