【モリモンの拘りvol.3】コンタクトマイクの貼り付け

アプローチは一つじゃない!

リペアマンにより修理の考え方はそれぞれで、アプローチの仕方や修理方法も多岐にわたります。

じゃあ実際にどんなリペアマンに修理をしてもらっているのか、知っておくのも大切ではないでしょうか。

自分の大切な楽器を修理に出すって、大事な子供をお医者さんに診せるのとおんなじ気持ちだと思っています。

【モリモンの拘り】と題して、私のリペアに対する考え方や修理方法等を知って頂いて、私の事を知ってもらえればと思います。

注)あくまで私個人の考え方です。全てのリペアマンが同じ考えという事ではありません。

コンタクトマイクとは何か!?

モリモンの拘り第3回は、コンタクトマイクの取付時にモリモンが拘っている事をご紹介します!

その前に、そもそもコンタクトマイクとは何ぞや?、という方に簡単にご説明すると・・・

コンタクトマイクとは、アコースティック楽器用ピックアップの一種になります。

ピックアップには色々種類があり、それぞれ一長一短の特徴があります。

  • マグネットタイプ・・・取付が容易でハウリングに強い。重量が重くなる傾向があり、ナイロン弦では使用不可。
  • コンデンサマイクタイプ・・・エアー感がありアコースティックなサウンドが得意。ハウリングには弱く、音の輪郭はやや甘め。
  • ピエゾタイプ・・・振動を直接拾うので音の芯が録れる。ハウリング耐性はマグネットとマイクの中間。
    • アンダーサドルピエゾ・・・サドルの下に敷いて弦の振動を拾う。エアー感は少なく、サウンドは硬め。
    • コンタクトピエゾ・・・トップ板の振動を拾う。アンダーサドルほど音は硬くないが、音の立ち上がりは遅れる。

コンタクトマイクは貼り付け位置でサウンドが大きく変わる!

コンタクトマイクは、振動するボディに直接貼るので、貼る場所によってサウンドが大きく変わってきます。

多くのリペアマンは、長年の勘で貼る位置を決め、サウンドホールから手を入れて手探りで貼り付ける事が多いように思いますが、

モリモンはファイバースコープを使って映像を見ながら正確に貼るようにしています。

ファイバースコープで映像を見ながら正確に貼るぞ!

今回の事例では、K&Kの「Aloha Twin」というピックアップを、ウクレレに取り付けていますが、

ウクレレだとサウンドホールに手は入らず、今回はピンセットを使用して貼り付けました。

特にK&Kのピックアップは両面テープではなく、瞬間接着剤での貼付けを推奨していますので、

このようにカメラで見ながらでないと、僕には失敗が怖すぎて出来ません。。。

ジャン! このように、正確な位置に貼れました!

もちろん瞬間接着剤で貼っています!!

おかげで出音もしっかりと良いサウンドで鳴ってくれました!!!

ありがとう!!!!

今回は以上です!次回もお楽しみに!

次男君の入園式の後に、公園でお花見&マック!!

ハンバーガーが1個入ってなかったよ~泣

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この記事を書いたスタッフ

名古屋ギター&リペア店森本

どうもモリモンです!店舗リペアマンの経験をして来ました。店舗リペアの経験を活かしたクイックリペアが得意です。お困り事は無いですか?

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