C.F.S.(サークルフレッティングシステム)のフレットすり合わせ事例 ~モリモン~
C.F.S.(サークルフレッティングシステム)とは
通常、フレットは直線的に打ち込まれており、内側(3,4弦)と外側(1,6弦)で僅かに弦長が異なるという問題を抱えていました。
ほんの僅かではありますが、これではコードを弾いた時に音に濁りが出てしまいます。
C.F.S.では、フレットを弧に曲げて打ち込むことで、各ポジションで弦長が揃い、抜群の音程感と抜けの良さを得ることが出来ます。
そんな曲がったフレット、すり合わせ出来るの?
もちろん出来ます!!!!!!
大人の事情により、どんな道具を使ってどのように行うかまでは言えませんが、下の画像をご覧ください。
これはフレット上で直線を出した後、フレットの山出しをしている画像です。
マーカーで目印の色を付けて、頂点を残すように両サイドを削っているんですね~。
横から見ると分かりやすいですが、フレットの中心に頂点が来るように弧を描いて削っています。
お分かり頂けただろうか?
ちなみに今回は、三角シェイプにして欲しいとのご要望がありましたので、このように△に削っています。
実際には頂点のラインを髪の毛1本分程度まで細くして次の工程に進みますが、写真だとほとんど見えないので(汗)、この後もう少し削ってちゃんと仕上げていますよ。
最終的にピカピカに磨いて、指板にもオイルを塗布し、C.F.S.のすり合わせ完了です!!
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