アーチトップギターにピックアップを取り付けよう!
皆さん初めましてこんにちは!
仙台長町モール店のギターリペア担当、今野と申します。
今回初めてブログを書くことになり、何か題材は無いかなと探していたら店頭品のカスタマイズを依頼されましたのでその紹介を…。
依頼されたギターがこちら…。
いわゆるピックギターですね。フルアコの電装系が無いバージョンです。
写真を見ていただくと分かると思いますが中々の風格が漂っていますね。それもそのはず、こちら正真正銘1956年製のヴィンテージギター・Gibson L-7Cなのです。
もちろん生音でも甘いいい音が出ているのですが、さすがにアンプから音が出せないと使い勝手が悪い、ということでピックアップを取り付けましょう。
ヴィンテージギターですのでなるべくギター本体の加工はしたくないのでピックアップはフローティングピックアップに。
ピックガードに取り付けるタイプのこちらを選びました。
Kent ArmstrongのAARON ARMSTRONG SIDE MOUNT SMOOTH です。
しかしここで問題が。
元々のピックガードが長い歴史の中で加工されたり、反っていたり…。
これには取り付けられないということで新たにピックガードを作っていきます。
型を作って、トリマーで削って、パーツ取り付けてといった感じです。
ここまではそんなに難しくなく時間もかからないのですが、今回は取り付けに時間がかかりました。
ちょうどいい位置にピックアップが来るようにスペーサーをかましたり、何度も付けては外してを繰り返しました。
で、いい感じに仕上がったのが…
ピックガードサイドから見えている黒いホイールみたいなのはボリュームとトーンです。
如何だったでしょうか。ピックガードの作成はカスタムとしてもポピュラーなものですが、今回のように元の雰囲気を壊さないように新たに作るということもできます。ピックガードを新しくしたいという皆さま、お気軽にご相談いただければと思います。
ちなみに今回カスタムしたのこのギターは店頭品だったのですが、取り付けが完了した翌日ぐらいに新たなパートナーのもとに旅立ちました。
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宮城生まれ東北育ちです。リペア・カスタマイズ・メンテナンス、ギター・ベース・ウクレレなどフレット付き弦楽器のことなら何でもご相談ください。