ナットやフレット、どこまで出来るの?

皆様こんにちは!

立川店のリペア担当、中澤です!

 

今回は実際にリペアをご依頼頂いた楽器のお写真も添えつつお話して参ります。

(中澤の主観も含まれておりますのでご了承下さい。)

 

施工内容としてはフレットの打ち直し=リフレット(に併せてナット交換も)でしたが、

そういった演奏性に直結する部分において私が重要視している点をかいつまんでいきます。

 

まずはナットについて。

6弦ギターの場合は殆ど影響はないのですが、7弦や8弦ギターやベースの場合、高音弦側と低音弦側で弦の太さにかなりの差が出ます。

なので、弦の間隔を決める際は①弦の中心ではなく、基本的には②弦と弦の間の距離を均一にする方法をとっています。

これは私が実際に体感してみて感じたのですが、後者の方が押弦もミュートもしやすい印象で、

且つ見た目上の弦間隔も揃って(いる様に見え)ます。

数値にしてみれば、0.数ミリの差ですが、弦の本数が少ないベースは特にそう感じます。

 

ただ、これも最終的にはプレイヤーの好みや慣れもあるので、①弦の中心のパターンでナットを制作する事も可能でして、

入手が出来る物であれば素材のご指定も可能です。

お手持ちの楽器がどちらなのか判別がつかない場合は、「元と同じ弦間隔で」とお申し付け下さい。

 

さて、続いてはフレットについて。

こちらも、素材・フレット端の形状・サイズなどご指定頂けますが、

特に指定が無い場合は元のディテールを維持しつつ ” 機能性と演奏性の両立 ” を目指す方向でご案内をしております。

 

ちなみに、当店のリペア担当の手元には、フレットの整形の具合を実際に手で触って体感出来るサンプルネックも御座います。

何とリペア担当がその場で削ってご要望を伺う事も可能です! 事前にご予約の上で是非お越し下さいませ。

 

(※近代的なハイエンドモデル等に見られる、端が球体の様になっている仕上げは別料金となり、

 楽器の仕様によっては不可となる場合も御座いますのでご了承下さい。)

 

先述のナット関連やフレット関連は勿論、マニアックな改造も是非一度ご相談下さい。

例えば、22~24フレットを無くしてスロープにする、なんて改造も可能です。(参考画像:中澤の私物)

 

皆様のご来店お待ちしております!

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この記事を書いたスタッフ

ミーナ町田店中澤

バンド経験を活かして、お客様がより楽しく楽器を弾くためのお手伝いをさせて頂きます!特に配線の修理やカスタマイズ、多弦楽器のセッティングはお任せ下さい!

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