EMGのコネクターを作ろう!

過去に島村楽器の店舗ホームページ、ブログなどに掲載されたリペアやメンテナンスに関する記事をご紹介します。記事中の情報はすべて掲載当時のものとなりますのでご了承ください。

皆さんこんにちは!

涼しくなって毎日がピクニック日和ですが、コロナ禍で遊びに行けず少し悲しい思いをしています。(´;ω;`)ウゥゥ

でも張り切って仕事に励んでいます!(笑)

さて、今回は皆さん大好き(?)EMGのコネクターについて語りたいと思います。

EMGのピックアップを購入すると、パッケージに必ず入っている配線キットです。

非常に便利ではありますが、突然音が出なくなったらどこが原因かわからなくなってしまう物でもあります。

まさにここ最近その様な依頼があったので紹介させて頂きます。

↑元の配線ですが、一見正常だと思いきや端子が抜けてしまっています。

分解して確認してみると、端子に付いている爪が折れていて修復が出来ない状態でした。

今回は同じ規格のコネクターを用意して配線自体を作成する内容になります!

このコネクターはサーボモーターや基盤同士の通信等、信号を送受信する時によく使われている部品になります。

非常に厚みも薄く、ピックアップに使っても高さ調整時にも干渉しづらいので選ばれているのではないでしょうか。勝手な考えですが(笑)

コイルタップが付いていないEMGのピックアップは基本的に3本のケーブルをコネクターでつなぐ形になっています。

赤が電池の+極、黒がアース、白がホットと言う配列になりますので非常に分かりやすいです(笑)

新しいコネクターを使って新しい配線材で作っていきます。

写真を撮るのを忘れてしまっていたので途中の画像は無いですが、配線材の被膜を適切な長さだけ向いて端子を接続・コネクターに組み込みと言った流れになります。

端子と配線材を接続するときに、このような工具(圧着プライヤーまたは圧着ペンチと呼びます)を使って結合させます。

そしたらコネクターの樹脂のカバーをかぶせて製作完了となります。

このコネクターの弱点は根本で切れることが多いという事なので、収縮チューブで保護もしっかり!

後は元通り配線を戻して完了になります!

今回の修理内容

・破損されたEMG用の配線製作

・配線用コネクター一式

・その他破損した電装パーツの交換

合計金額 ¥14,176(税込)+送料

*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。

ご不明な点はお近くの島村楽器にぜひともご相談ください。


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